2023年9月から放送開始となった「仮面ライダーガッチャード」と、22年9月~23年8月にかけて放送された「仮面ライダーギーツ」がクロスオーバーする映画『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』が本日12月22日(金)に公開を迎えた。
物語は、錬金術によって生み出された101体の人工生命体「ケミー」をと友達になることを夢見て、ケミー捜索を続ける一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャード(本島純政)と、再び出現した怪人ジャマトに立ち向かう浮世英寿/仮面ライダーギーツ(簡 秀吉)の前に、レベルナンバー10の大魔法使いケミー、クロスウィザードが突如出現するところから展開していく。
次々と巻き起こる異常事態に、彼らはどう立ち向かうのか?
「Sparkle web」では、仮面ライダーガッチャード役の本島純政と仮面ライダーギーツ役の簡 秀吉の対談インタビューを実施。兄弟のように仲良しな二人のエピソードと映画の魅力をたっぷりお届けする。
interview
本島さんは映画初出演。冬の劇場版への出演が決まった時、どんなことを感じましたか?
本島:僕は仮面ライダーのオーディションを受けるから仮面ライダーギーツを観ていて、大きな憧れを抱いていました。かっこいいなと思いながら一視聴者として観ていたんですけど、自分がガッチャードを演じるようになって、冬の劇場版とクロスオーバーすることが決まった時は「遂にきた!」と。もちろん先輩たちに負けないようにしようって頑張る思いもあったんですけど、自分としては一つ夢が叶ったような感覚でした。
対して、簡さんは去年の冬の劇場版とはまた違う立ち位置でのご出演。本作に出演するにあたってどんなことを感じましたか?
簡:去年、「仮面ライダーリバイス」の前田拳太郎さんを見ていた僕と同じように本島くんに見てもらうために、今まで1年間現場を踏んできた身として、背中で語るような見本になれたらいいなという意気込みでクランクインさせていただきました。
本作は“ライダーたちがケミーになってしまう”という内容ですが、台本を読んでの感想と、実際撮影されてみて感じた部分を教えてください。
本島:レベルナンバー10のケミーはテレビシリーズではまだあまり出ていないのですが、映画ではたくさん出てくるのでとてもワクワクしました。アクションシーンも満載で映画ならではのボリューム感だなと思います。
簡:台本を読んでいる時点でケミーたちがどういう動きをしてくるのか想像できなかったので、実際現場に入って、山口(恭平)監督と共に芝居を作り込みました。こうしてガッチャードの世界線にギーツが行くストーリーが自分としてはすごく新鮮で、台本を読んでいてワクワクしました。
本作を通して、ご自身が演じる役柄の成長した部分や変化した部分を挙げるとしたら?
本島:素直に謝れるようになったところです。宝太郎ってドラマ本編でちゃんと誰かに謝るみたいなシーンってなくて。どちらかと言うといつもプンスカしている側が多いんですけど、今回は宝太郎が自分の過ちに向き合って、素直に謝るシーンが丁寧に描かれているんです。この映画を観た人に、“素直に謝ることは大事なんだよ”っていうメッセージも、宝太郎を通して伝わったらいいなと思います。
本島さんとしては「大人になったな」という思いも?
本島:そうですね。多少は大人になったとも思いますし、怒ってしまった後、冷静になってから振り返ると「あの時言いすぎたかも」と思うことは誰しもあると思うんです。それがすごくリアルに描かれているなと思いながら演じていました。
簡さんはいかがですか?
簡:この映画を通して、さらに英寿っていう人物の人間味が増したような感じがしますね。感情の変化とかは特に意識しました。ドラマでは見ることのできなかった英寿の姿を演じることができたので、ぜひ注目して見ていただきたいです。
改めてお互いの仮面ライダーの好きなポイントは?
本島:ギーツは大人っぽく引っ張ってくれるというか、まず神だから存在自体がずるいです……! でも客観的に見守ってくれている……英寿(ギーツ)は一見クールだけど実はすごく温かい人なんだなって僕は映画を通して感じました。
簡:ガッチャードは目が矢印ですごい。この……虫眼鏡って言うんですか?
本島:ゴーグルです!
簡:ゴーグルもすごく特徴を活かしていてめちゃくちゃ良いなと。あと、色もピカピカですごいよね。
本島:本当に思ってますか?
簡:めちゃくちゃ思ってますよ! すごくいいな~って。バイクもゴツゴツしてかっこいいですし。本島くんに関しては目がまん丸ですごく可愛らしくて。
本島:たくさん褒めていただいてありがとうございます(笑)。
映画でガッツリと共演してみて、お互いの共通点や盛り上がった共通の話題などはありましたか?
本島:料理ですかね。簡さんが最近ダイエットをしているらしくて、「昼はサラダだけなんですよ」と言っていたんです。そこで食べて痩せるダイエットをいっぱい紹介したら、「それめっちゃいいやん! その料理教えて!」って言ってもらえて、レシピや材料とかを教えたりしていました。
いつも断食系ダイエットをしてきたんですか?
簡:断食系は身体に悪いので、今までは普通に食べて、たくさん動いて……って痩せ方をしてたんですけど、だんだん痩せづらくなってきて。だから風呂に入ってたくさん汗をかいたり、水抜きとかをしてるんですよ。身体に悪いなと思いながらも正しいダイエット法が全然分からないので、ほとんど根性でやってるみたいなところがあったんですよね。
本島:分かります。最適な方法を見つけるまではつらいですよね。
本作で個人的に熱くなったシーンを挙げるなら?
本島:仮面ライダーギーツと仮面ライダーガッチャードがバイクで並走するシーンがあるのですが、W主演同士が並走するシーンっていうのが、5年ぶりらしいんですよ。
簡:えっ、そうなの!?
本島:今までの仮面ライダーが好きな人にとっても嬉しいシーンだろうし、初めてこの作品で観る人にとってもすごく迫力のあるシーンになってるんじゃないかなと思います。
簡:九堂りんねと浮世英寿のタッグは見どころですね。
本島:どんどん計画的に物事を進めていましたよね。
簡:個人的にはこのタッグも楽しみにしていただけたら嬉しいなと思います。
撮影現場で苦労したことはありますか?
本島:大変だったのはやっぱり……雨降らしです。
簡:雨降らしでした。
本島:本作で初めて雨降らしのシーンを経験したのですが、思っていた10倍寒くて、ギーツの最終話でもツムリとギーツの雨のシーンがあったけど、あの撮影もこんなに大変だったんだなって思いました。
簡さんは?
簡:僕は冒頭、手すりに座ってるシーンですね。
本島:ははは(笑)。
簡:めっちゃ高くて怖いんですよ、これ! 座ると足がぶらーんって浮くんです。かっこつけて座っていたけど、内心やばかったです。下には大きなマットが置いてあるから安心なはずなんだけど、でも怖かったですね。
ギーツは高いところにいることが多いですもんね。
簡:脚本家の内田(裕基)さんが、ギーツの本編で俺が怖がっているのを知って、映画ではさらに怖がらせようとしてきた感じがして(笑)。これ挑戦状なんかな?って。このシーンがガッチャードメンバーと僕の初対面みたいな感じだったんですけど、下からみんなに笑われてたのが忘れられない(笑)。
本島:だってとても怖がっていましたから(笑)。
簡:爆笑されてたの、懐かしいな~。
ガッチャードチームは簡さんにどんな風に映ってましたか?
簡:皆さん本当に僕のことを可愛がってくださって。本当に良い人たちだなっていう印象です。その中でも藤林(泰也)さんと仲良くなりました。
ギーツチームはどうでしたか?
本島:ガッチャードチームとは違ったチームの良さがあって、休憩中に盛り上がっていたとしても、本番に向かって真剣に取り組む時の切り替えのスイッチがしっかりしていてすごかったです。みんなで楽しかった思い出は、ケータリングでモンブランがきた時ですね。
簡:美味しかったね~。
本島:みんなで美味しいものを食べて、話も弾んで。楽しかったです!
簡:和気藹々としてたもんね。振り返ると楽しかった思い出ばっかりだね。
本島:撮影の合間に色々なお話をしている時がすごく楽しかったし、ああいう時間があったからこそ、簡さんとこんなに仲良くなれたのかなって。
簡:嬉しいね。
本島:はい!
最後に、本作でぜひ観てほしいポイントを教えてください。
本島:ガッチャードとギーツの同時変身ですね。すごくこだわってそのシーンを作りました。「同時変身の瞬間は声のタイミングも揃えたい」と二人で話して、何度も練習して、本番では完璧に「変身」と同時に言うことができたので、そのシーンはぜひ注目してもらいたいです。
簡:仮面ライダーガッチャードとギーツの共闘シーンは迫力満点の映像になっていると思います。あとは宝太郎や英寿たち、登場人物一人一人の人間ドラマも描かれますので、そこも楽しみにしていただけたら嬉しいです。
information
映画『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』
【日程】2023年12月22日(金)公開
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テキスト:田中莉奈
撮影:平田景子