《地上波×動画配信プラットフォームTELASA》の連動ドラマとして年始を彩るドラマ「BLドラマの主演になりました」が配信中。
作家・すずり街が描くピュアなボーイズラブ作品でW主演を務めるのは阿部顕嵐と阿久津仁愛。
物語は、阿部が演じる人気イケメン俳優・赤藤優一郎と、阿久津が演じる元売れっ子子役の青柳 萌がBLドラマの主演を務める過程で同棲をスタートすることから展開していく。そしてそんな二人と深く関わっていく共演者・黒宮遼河を演じるのは岩谷翔吾(THE RAMPAGE)だ。
作品と同じくらいピュアで平和な3人のインタビューでは、作品の隠れた見どころと撮影の裏話をたっぷりと語ってもらった。
interview
役が決まった時と、脚本を読んでの感想は?
阿部:僕はBL作品に出演したことが無かったので、純粋にチャレンジしてみたいなという思いがありました。脚本を読ませていただいた時は、素で笑っちゃって。この作品は性別も年齢も関係なく楽しめる作品になるだろうなと思いました。
阿久津:演じるのが子役から芸能活動をしている青柳 萌という役で、芸能界が描かれる作品に出られるのはとても新鮮だなと感じました。脚本を読んだらすごいピュアと言うか、赤藤くんが手にキスしただけで気絶しちゃうみたいな可愛いシーンなど、赤藤くんとの絡みがすごく素敵で。脚本を読んでいて現場の様子を想像できるなと思うくらいコメディーチックに描かれていたので、そういうところもすごく素敵だなって思いましたね。
岩谷:まずタイトルのインパクトが強くて、面白そうだなと思いました。僕が演じる黒宮は、脚本では割とさらっと書かれていた部分が、現場に行って監督と話していく内にどんどん色が濃くなっていった印象です(笑)。顕嵐くんとはクランクインしてすぐのシーンで、唇が触れ合うか触れ合わないかくらいの距離でお芝居しましたし(笑)。
阿部:しかもそれ、ラブシーンとかではないんですよね。ほぼ喧嘩みたいな感じで近付くっていう(笑)。
阿久津:もう意味が分からない!
岩谷:脚本にも「近付く」みたいなト書きは無かったんですけど、現場で盛り上がっちゃって(笑)。すごく楽しい現場でした。
お会いした時の第一印象と、演じてから感じたお互いの人柄について教えてください。
阿部:仁愛くんはすごくシャイなのかなっていうのが第一印象ですね。全然目が合わない。
阿久津:嘘!? 合わなかったですか?
阿部:3秒以上目が合わない(笑)。本当にシャイだったんだなって。だからこそ撮影が進むにつれて、心を開いてくれてからは朝から夜までフルスロットルで話してくれたり、そういう一面もあるのが素敵だなと思いました。
翔吾くんはすごくきちっとした方だなという印象でした。体育会系な挨拶をしていて、僕自身もそういう環境で育ってきているからこそ同じ匂いのする人だなと思いました。でも撮影が進むにつれて、ラフなところもたくさんある方だということが分かって、お芝居していてもプライベートで話していてもすごく楽しかったです。
阿久津:顕嵐くんとは本読みの時に初めてお会いして、どういう感じで赤藤を演じるのかな?って想像していたんですけど。読み合わせの時から結構ピタッと僕たちの空気感が合ったような気がしたので、「これはいけるぞ」と思いました。そしてキスシーンを経てめっちゃ距離感が近くなった気持ちもありますね。物理的な距離が近づくと、心の距離も近づくんだなって思いました。
阿部:ね、再認識したね。
阿久津:翔吾くんも本読みの時に初めてお会いしたんですけど、めちゃくちゃ優しい方だなと思いました。すごく柔らかい方だなって。それこそ本読みの時はそんなに“クセ強キャラ”でやっていなかったんですよ。
岩谷:確かに(笑)。
阿久津:でも現場に入ったら、さわやかにクセの強いキャラクターを演じられていて、すごく器用だなって思いましたね。撮影の合間もすごく優しく話しかけていただいて、リラックスして撮影に臨めました。
岩谷:顕嵐くんはすごく男気に溢れると言いますか、芯のしっかりとした、体育会系の方だなという印象でした。現場に入ってからもプライベートな話からいろんなお話までしました。クランクアップしてから3人で食事も一緒にさせてもらったんですけど、そこでもめちゃくちゃ“男”というか(笑)。お酒の飲み方がめちゃくちゃLDHっぽくて(笑)。
阿部:あはははは!
岩谷:めちゃくちゃかっこいいなって。
阿久津:ふふ、確かに(笑)。
岩谷:仁愛くんにはすごくクールな印象があったんですけど、だんだんと、この子めっちゃ面白い子だなと分かって(笑)。ギャグセンスが高くて、現場の待ち時間もずっと歌ったり踊ったりしていて。仁愛ワールドが愛おしかったです。
阿久津:あはは(笑)。
初共演ながら楽しくて優しい空気感に包まれている皆さんですが、この3人の共通点を挙げるとしたら?
阿部:基本みんな拒まない人だなって思いますね。「それできません」とかが無い。まず1回受け入れて、自分なりにやってみるっていうマインドがあってすごく好きです。僕自身もそうでありたいと思うし、二人が最初からそうだったからこそ、監督からの提案を何でも受け入れてやってみることができたと思う。そこで、これはいい作品になるんだろうなって感じましたね。
阿久津:そうですね! 空気感というか、波長みたいなのは近しいなと僕も思っていて。そのおかげで本当にリラックスして撮影に臨むことができました。こんなにリラックスして楽しめることって今まで無かったなぁと思いますし、それはきっとお二人の柔らかい雰囲気のおかげだったのかなって。
岩谷:3人とも気がいいというか、人当たりがめちゃくちゃいいなと思っていて。風通しもいいですし、自然と現場も明るい現場になりました。現場が常に明るかったです。3人とも平和主義者で争いを好まないタイプだと思うので、そういう意味でもみんなが穏やかだったのが共通点かなと思います。
役作りについても教えてください。
阿部:仁愛くん演じる青柳 萌をとにかく好きになろう、というのは常日頃から思っていました。だからこそすごく仲良くなりましたし。それを常に意識しておかないと、普通に友達としてお芝居をしちゃうとこの作品が成り立たないと思ったので、性別関係なく心から好きになろうと強く意識しました。
阿久津:僕自身も俳優という立場なので、共感できるところも多くて。SNSでのアンチに心が沈んじゃう……みたいな描写は、彼を演じることでより気にするようになった気がします。青柳は割とモノローグが多いキャラクターだったので、自分の中で感情を膨らませつつ、でもあんまりふざけた感じにはならないように意識して撮影に臨みました。
岩谷:お二人のシーンが恋を描いている分、自分の出演シーンは少しポップにというか、軽い気持ちで見られるように意識しました。あと、二人と仲がいい役どころでもあるので、空き時間も自然とコミュニケーションをとらせていただく中で、役としてのスキンシップもすんなりできましたね。
阿部:最初は“二人と仲のいい友達”みたいな感じですもんね。だからある意味、僕らの気持ちを知らないで普通に仲良く話しかけてくれたり、接してくれる人というか。後半はまたちょっと違いますが、とにかくいい男なんです。
岩谷:へへへ(笑)。
この作品はお互いがお互いを助け合う様子が描かれる作品だと思いますが、実際に現場でお互いに助けられたエピソードはありますか?
阿部:たくさんあるな〜。
阿久津:結構思い詰めてるシーンの時に、赤藤くんに手を握ってもらった瞬間かなぁ。
阿部:あった! カメラには映ってないところで手を繋いだね?
阿久津:そう! 監督からのアイデアだったんですけど、それにかなり助けられましたね。
阿部:しかも、監督もモニターではなく俺の横で仁愛くんの芝居を見ていましたからね。「俺は生で見るんだ」って言って。
阿久津:それだけじゃなく、顕嵐くんとは毎日ずっと一緒にいるから、顔を見るだけで安心できるようになっていきました。
阿部:俺もそうだな。あと、シリアスなシーンではちゃんと雰囲気も大切にしたよね。カメラを回してない時は二人であまり話さないようにしたりとか、現場のスタッフさんたちもそういう時はシーンとして見守ってくださったり、雰囲気作りをしっかりしてくれて。
阿久津:ね〜! マジで助けられた。
阿部:もちろん、楽しいところはみんなでワイワイ楽しみながらだけどね。カメラマンさんも笑いながら撮ってたりしてすごく楽しかった。そう思うと、現場の雰囲気にたくさん救われたな〜って日々感じながら撮影してましたね。で、翔吾くんに関しては、雰囲気のいい現場に翔吾くんという雰囲気のいい人が入ってくるっていう感じでしたね。
岩谷:へへへ(照)。
阿部:それにすごく助けられたっていうか。
阿久津:確かに!
阿部:撮影が始まって三日目か四日目くらいに翔吾くんが入ってきて。ある程度現場も出来上がっている中で入ってきたんですけど。
阿久津:あの段階で現場に入ってきて、パッとお芝居できるのが本当にすごいですよね?
阿部:すごい! その前は本読みでしかお会いしてなかったからこそ、すごいなと。ナチュラルに現場に溶け込んでいて、かつ面白い人っていうね。一緒に芝居ができてすごく楽しかったです。
岩谷:いやいや、それこそお芝居面に関しては二人に助けられまくりでした。たとえば顕嵐くんと唇が触れ合うか触れ合わないかぐらいの近距離のシーンとかも、もっと照れくさくなるのかなと思ったんですよ。でもそれも、顕嵐くんのリード力のおかげで恥ずかしさを全く感じずにお芝居に集中できました。ただ、シンプルに“顔綺麗だな〜”とは思っていました(笑)。
阿部:へへへ。恥ずかしさは無いけど、「近いな〜」っていうのはシンプルに感じていたよね(笑)。
岩谷:あと、撮影日がめっちゃ寒くて、スタイリストさんが顕嵐くんにベンチコートをかけようとしたら「翔吾くんの方が寒そうなので」って僕にベンチコートを回してくれた時は、キュンとしました(笑)。
阿久津:それはキュンだー!!
阿部:だって、翔吾くんすっごい寒そうだったから!
岩谷:僕の役が薄着だったんですよね(笑)。そこはキュンとしたし、助けられました。
それぞれ、お気に入りのシーンは?
阿部:俺は劇中のドラマ。そこの登場シーンがかなり面白いです。これは本気でやってるのか、ふざけてるのか?ってきっと視聴者の方は感じると思います。……もちろん真面目にやってるんですけど(笑)、これはどういうことなんだ?っていうところから始まるので観てほしいです。あと、黒宮の登場シーンもお気に入り。色々、一緒にセッションさせてもらっているので。
岩谷:へへ、そうだよね。現場でね、「なんか……二人で踊れるのある?」って言われて(笑)。
阿部:「え、踊るの!?」ってね。この現場で踊るとは思ってなかった(笑)。
岩谷:その場で合わせたもんね。
阿久津:“踊る”といえば、絶対踊らないでしょって思うシーンで僕と顕嵐くんが二人で踊りながら階段を上っているところがあるんですよ。それもどう編集されているのかめっちゃ気になります!
阿部:そうね、あれはどう見えてるんだろう……。
阿久津:顕嵐くんがセリフを喋りながら俺を翻弄させて踊らせるんですけど、すごく器用にこなしてたんで。
阿部:いや〜大変だったなぁ。
阿久津:サラっとやっていてかっこいいな〜と思っていました。あと、赤藤くんを追いかけるシーンがあるんです。そこは使われているか分かんないんですけど、謎の迷路みたいなところを進んでいる様子を上から撮っているんですよね。
阿部:グワーって二人で走ったよね。
阿久津:意外と真面目なシーンなのでどう映っているのかが楽しみ(笑)。翔吾くんはどう?
岩谷:僕も劇中劇の話になるんですけど、顕嵐くんから“壁ドン+足ドン+肘ドン”までいくっていう、3連チャンを頂きまして(笑)。
阿部:あれはヤバいですね(笑)。ドラマの方ではそこまで身体の接触が無い分、劇中劇で恋愛ドラマの定番アクションをやろうっていうテーマがあったんですよね。
岩谷:台本のセリフとしてはそんなこともないんですけど、現場で盛り上がっちゃって(笑)。「壁ドンから足ドンもいっちゃおう〜!」「次、肘ドンまでいっちゃおう〜!」って(笑)。そこの脚色の仕方が面白かったので、個人的にお気に入りです。
阿部:たくさんのムチャ振りによく応えたなと。普通だったら「いや、できないです」って言うと思うもん。
阿久津:しかも翔吾くんはそれもナチュラルにやっちゃうからすごいなぁって思いました。
監督からのムチャ振りで印象的なものは?
阿部:いっぱいあるね。
阿久津:いっぱいある! 僕の目が“ギンギン”になるシーンとか。
阿部:はははっ。
阿久津:撮影の段取りの時に、たまたま僕がカメラ目線で目をギンギンにしてみたんですね。そしたら監督が「いーじゃーん!」ってなって。本当は目線は向けない予定だったんだけど。
阿部:あ、結局カメラ目線の方でいったの?
阿久津:そうなの! それは自分で出したアイデアでもあったから、配信されるのが楽しみですね。
監督は俳優側からのアイデアをたくさん受け入れてくれるんですね。
阿久津:めちゃくちゃ受け入れてくれます!
阿部:面白いと思ったものは採用されるよね。
阿久津:そうでもなかったらバッサリだけどね(笑)。
阿部:そう、バッサリ(笑)。「違うな〜」って。「これ使われろ!」と思って出しても、そうでもない時もありますよね?
岩谷:確かに!
阿部:だからやりやすいです。こっちも出しやすいし、出し応えがあるし。
岩谷:ビジョンがはっきりしてる分、ね(笑)。
阿部:ビジョン以上のものを俺らが提示できたら、使われるんですよ。
阿久津:そう、その時が嬉しいんですよ。良いって言われた!って。
阿部:現場での監督との駆け引きが面白いです。僕で言うと、一人でのシャワーシーンがあるんですよ。それはもう、監督が「とにかく面白くやって」って。もちろんサービスショット的な要素もあるんですけど、それとは別に“修行”みたいな感じになってると思います(笑)。「シャワー室で修行ってどうやってやるんだろう?」って思いましたし、多分監督もビジョンはあったけど、どうなるのかはあんまり分かってないから「とりあえずやってみて」って言われて。しかも「一発しか撮れないからね」って前置きもあって。
岩谷:えー!
阿部:だからこそ、仕上がりが楽しみですね。
阿久津:次の日、スタッフさんたちが騒いでましたもんね? 「伝説のシャワーシーンが撮れた」って(笑)。
阿部:「今までに無いシャワーシーンが撮れた!」って言われた(笑)。
岩谷:マジで? 気になる〜!!
阿部:自分で言うのもアレですけど、結構おもろいんじゃないかなって。カメラを濡らしながら撮ってるので。
阿久津:楽しみだなぁ!
岩谷さんは?
岩谷:赤藤に、「お前気を付けろよ」って注意をするようなシーンがあるんですけど、そのシーンってセリフだけで見ると、ただ注意して終わるように思えるんです。でもまさかの、そのシーンで唇が触れ合うか触れ合わないかギリギリの距離になるっていう(笑)。
阿部:びっくりだよね(笑)。
岩谷:注意するだけでその距離に行くと思ってなかったので(笑)。
阿部:マジか!ってね。しかも顎クイしてましたよね?
岩谷:しました! 顎クイしながら注意するっていう、謎の展開(笑)。
阿部:面白いですよね。
楽しい現場だったのが皆さんのエピソード一つ一つから伝わってきます。
阿久津:現場ではもう、ずっと喋ってました! 撮影が続くと、やっぱり疲れも溜まっていくじゃないですか。僕、疲れると“すぐ笑っちゃう病”になっちゃうんです。特にとあるシーンでは何度もNGを出してしまって……。
阿部:そうね。6、7回出しちゃったね。
阿久津:他のシーンでは出さなかったのに……!
阿部:どうしても耐えられなかったんだよね、きっと。
阿久津:多分OKカットも、ちょっとだけ震えてます!
阿部:笑いを我慢してるのが伝わってきてた(笑)。
岩谷:はははっ。ギリギリなんだ(笑)。
阿久津:実は喉が鳴ったりして、“く〜”って堪えてるの(笑)。
岩谷:どこのシーンなのか気になるなぁ(笑)。
阿久津:よく見たら僕が震えているシーンもあると思うので、どのシーンのことなのか、見つけてみてくださいね(笑)。
information
ドラマ「BLドラマの主演になりました」
「クランクイン編」TELASA・TVerで配信中
TELASA
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「クランクアップ編」TELASAで全3話独占配信中
TELASA
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阿部顕嵐 掲載
『Sparkle vol.55』2024年1月31日発売
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内容:【阿部顕嵐×立花裕大】舞台「桃源暗鬼」一ノ瀬四季 役&無陀野無人 役
表紙・巻頭特集:インタビュー+コラム&撮り下ろしグラビア
+巻末綴じ込み付録:ツヤツヤ厚紙ピンナップ
credit
テキスト:田中莉奈
撮影:平田景子
スタイリング:北島早智
ヘアメイク:箙 あおい
衣装協力=[阿部]ANCELLM、ZIP FIVE [阿久津]コムサコミューン [岩谷]NORDA、MUZE GALLERY