[阿久津仁愛]ドラマ9「コーチ」[『Sparkle Annex vol.04』先出しインタビュー]

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毎週金曜夜9時から放送中のドラマ9「コーチ」に、警視庁刑事部捜査第一課・正木敏志 役で出演中の阿久津仁愛にインタビュー!
感情を抑えるのが苦手で、なかなか捜査が上手くいかない正木を真正面から演じる阿久津に、役作りの秘訣や共演者とのエピソード、最終章に向けて盛り上がる今後の見どころなどを伺った。

12月下旬発売予定のSparkle別冊『Sparkle Annex vol.04』では「コーチ」のエピソードに加え、ハク 役での出演が決まった舞台『千と千尋の神隠し』韓国・ソウル公演への意気込みや、成長を続ける阿久津の“現在地”についてたっぷりとインタビュー。透明感溢れる撮り下ろしグラビアもお楽しみに。
以下、インタビューより一部を抜粋してお届けする。

あくつ・にちか 
2000年12月23日生まれ、栃木県出身。最近の主な出演作に、ドラマ「家政婦クロミは腐った家族を許さない」灰原千翠 役)、MMJプロデュース公演『しばしとてこそ』(ダイチ 役)、『HUNTER×HUNTER』THE STAGE 3(キルア 役)、ドラマ「続・BLドラマの主演になりました」(青柳 萌 役)など。2026年1月7日より、舞台『千と千尋の神隠し』韓国・ソウル公演(ハク 役)への出演を控える。X(Twitter)

interview

正木というキャラクターをどう捉えて演じましたか?

阿久津 正木は感情の起伏が激しくて、すぐ泣いたり怒ったりしてしまうキャラクターなんです。初めて台本を読んだ時は「なんでこんなに泣き虫で、すぐ感情的になっちゃうんだろう?」と思ったんですけど……、相手と真正面から向き合い、「寄り添いたい」、「不安な気持ちを無くしてあげたい」という気持ちから出てくる感情なんじゃないかなと解釈したんです。
だから正木を演じるにあたっては、相手にどこまでも寄り添うことを大切にしています。今は、直接的すぎる伝え方や感情的な言葉を発することが良しとされない時代だと思うんですけど……、でも正木のような人間は絶対に必要だなって僕は思うんです。

一昔前の、いわゆる“人情派刑事”が令和版にアップデートされた感じもします。

阿久津 確かに、それはあるかもしれ.ないですね。(唐沢寿明演じる)向井(光太郎)さんからも「君はそんなんでよく刑事が出来てるね」みたいに言われて(笑)。「なんでそんなこと言うんですか!」と言い返す場面が個人的に好きで、面白いなぁって思います。

確かに、向井とのやり取りはクスッと笑えるところもありつつ、正木を成長させる側面もありますね。

阿久津 そうなんです。そしてそれは、僕自身にも言えることで。撮影の段取りをしている時、唐沢さんはいつも「こっちの方が良くない?」ってサラッとお芝居を提案してくださるんです。それを聞き逃さないように、僕は常にセンサーを張っています! とても重要なことをおっしゃるので、聞き逃さないように意識を集中させて、自分のことばかりになりすぎないようにしています。

活気のある撮影現場なんですね。刑事ドラマならではの体験もたくさんしているのでは?

阿久津 僕はこのドラマで初めて刑事役に挑戦させていただいたので、現場は感動でいっぱいです! クランクインして初めて撮ったシーンが、警察手帳をかざすシーンで。もう最初からワクワクが止まりませんでした。そうした刑事ドラマならではの小道具やセットはもちろん、キャストの皆さんの気合もすごくて、本当に楽しいです。
ただやっぱりプレッシャーというか、こんな豪華な共演の皆さんの中に僕がいて大丈夫かな……?と思っちゃったりもしたんですけど、4話から本格的に現場に入らせていただいた時にすごく温かく迎え入れてくださったので、とても安心したことを覚えています。ほど良い緊張感と刑事ドラマのワクワクの中で撮影の日々を送っています。

刑事ドラマならではと言えば、取り調べのシーンもありますね。

阿久津 取調室ではスモークを焚いていたり、照明も相まってすごく雰囲気のある空間になっているんです。ドラマだけど、舞台のような……そんな気持ちになれる取調室のシーンもすごく楽しいです。所(貴之)刑事を演じる犬飼(貴丈)くんが取調室ですごく長いセリフを淡々と言っていくのを、「すごいなぁ」って間近で見ていたり。より「僕も頑張ろう!」と思いました。
個人的には、緊急の連絡が入ってみんなで現場に向かうシーンがめっちゃ好きなんです! そういう撮影も経験できて、すごく楽しいです。

刑事ドラマ初挑戦で緊張感もありつつ、いろんな経験が出来ているんですね。

阿久津 はい。元柔道部という役どころでもあるので、アクションにも挑戦させていただきました。

事前にトレーニングなどもされたんですか?

阿久津 体力をつけるために家で運動したりはしたんですけど、柔道の技を習ったりはしていなくて。現場に入って撮影前に朝から練習して、そのまま本番へ……という感じでした。練習よりも本番が一番手応えあって、我ながら良く出来たんじゃないかなと思います(笑)。

正木のセリフの中で「年を重ねれば色々習得できると思ってたのに、感情の起伏が上手くいかない」といったものがありますが、阿久津さん自身もそういう葛藤や、年齢を重ねるごとにご自身の中で悩まれた部分はありますか?

阿久津 いや、あんまり無いですね。「楽しければいい!」みたいなタイプだから、普段からほとんど悩むことが無いんです。もちろん、自分の過去の作品を見返した時に「これはどうやったらもっと上手くいったんだろう?」とか、お芝居についての悩みはたくさんありますけど。

過去のお芝居を次にどう活かしていくかを常に考えているんですね。

阿久津 そうですね。あとは次に入る作品の準備をしている時に、演じる自分を頭の中で想像して、想像すればするほど悩んでいく……みたいな、「どうすればいいんだ!?」みたいなこともあるけど(笑)。プライベートで悩むことは無いですね。

感情コントロールは上手い方ですか?

阿久津 もちろんいろんな感情を抱くけど、それを人にぶつけることは無いです。言うべきことは言いますけど、普段から怒ったり泣いたりすることは無いですね。だから、上手い方かな?って思います(笑)。

クライマックスに向けて、正木がどう変化していくか、ドラマの見どころも含めて教えてください。

阿久津 正木は感情のコントロールがだんだん出来るようになっていきます。ただ、それは所さんや(倉科カナ演じる益山)瞳さんにコントロールされている部分も大きいというか。衝動的にバッと飛び出していっちゃうから、皆さんがそれを上手く利用しようとしてくれているおかげなのかもしれないです(笑)。でも、正木自身も行きすぎないように、なるべく理性を保ちつつ、相手に思いをぶつけられるようになっていきます。そういう彼の成長もしっかりと描かれていますので、個人的にはそこに注目していただきたいです。
そして7話で新しく入ってきた子にめっちゃ厳しいのも見どころ(笑)。「なんなんですか、あいつは!」みたいなことを言うシーンには、「お前もつい最近までちゃんと出来てなかっただろ!」と思わず自分でツッコみたくなりました(笑)。そういった“先輩”になった正木もコミカルに演じてみたので、ぜひ最後まで楽しんでいただきたいです。

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この続きは『Sparkle Annex vol.04』にてお楽しみください。
※発売情報は後日お知らせいたします。

information

ドラマ9「コーチ」

[テレビ東京系列]毎週金曜 後9:00~9:54

原作:堂場瞬一『コーチ』(創元推理文庫)
脚本:大石哲也、及川拓郎、小島聡一郎、三浦駿斗
監督:及川拓郎、細川光信、室井岳人

主演:唐沢寿明

出演:倉科カナ、犬飼貴丈、関口メンディー、阿久津仁愛/
古田新太、木村多江 他

公式サイト
X(Twitter)

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テキスト:田中莉奈
撮影:福井麻衣子

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