「始まりの物語」が、新たな熱をまとい再び動き出す――。
2016年より「ジャンプSQ.」(集英社)にて連載中の三好 輝による同名人気漫画を原作に、2019年5月の初演以来、多くの観客を魅了してきたミュージカル『憂国のモリアーティ』シリーズ。
原作連載10周年という節目を迎える2026年、シリーズの原点である「始まりの物語」を描いたOp.1が、『緋色の研究 Reprise』として新たに蘇り、2026年6月27日(土)から7月19日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演される。
舞台は19世紀末、栄華を極める大英帝国ロンドン。
腐敗した階級制度を“犯罪”によって打ち砕こうとする“犯罪卿”ジェームズ・モリアーティと、その謎を追う“名探偵”シャーロック・ホームズ。宿命に導かれた二人の対峙を描く。
“犯罪卿”はいかにして生まれたのか。“名探偵”とはいかにして出会ったのか――。
全ての始まりとなる物語が、今再び幕を開ける。
2026年6月11日(木)発売の『Sparkle vol.64』では、ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ 役の鈴木勝吾、アルバート・ジェームズ・モリアーティ 役の久保田秀敏・泰江和明(Wキャスト)にインタビュー。
シリーズ初となる2チーム体制への思いや、それぞれが抱く作品への愛、役との向き合い方、そして現代にも通じる『憂国のモリアーティ』という物語の本質について――、『モリミュ』への熱い思いをたっぷりと語ってもらった。
『Sparkle vol.64』本誌では、鼎談インタビューやコラムをはじめ、静謐なソロカットや笑顔あふれる3ショットを20ページにわたりたっぷりと掲載。
加えて、巻末綴じ込みピンナップには各ソロショットを収録。ビジュアル、テキストの両面から、各々の魅力を存分に堪能できる内容となっている。
以下、『Sparkle vol.64』掲載インタビューより一部を抜粋してお届けする。

1989年2月4日生まれ、神奈川県出身。饗宴『世濁声』では初脚本・演出、S-IST Stage 「ひりひりとひとり」では演出・石丸さち子と共に企画を立ち上げる。主な出演作に、ミュージカル『翼の創成記』( ウィルバー・ライト 役/オーヴィル・ライト 役)、ミュージカル『SPY×FAMILY』(フランキー・フランクリン 役)、舞台『鋼の錬金術師』(ゾルフ・J・キンブリー 役)、音楽劇「OLD WATERCOLOR FISH」(フィンセント・ファン・ゴッホ 役)など。X(Twitter)
くぼた・ひでとし(写真右)
1987年1月12日生まれ、福岡県出身。最近の主な出演作に、舞台『マイホームヒーロー』(麻取義辰 役)、萩・京都維新物語 世界遺産朗読劇『幕末松風録〜京の章〜』(妻木田宮 役)、舞台『悪の花』(チェ・ジェソプ 役)など。2026年8月21日よりunrato#14『夢去りて、オルフェ』、10月16日よりミュージカル『薄桜鬼 真改』黎明録(近藤 勇 役)への出演を控える。X(Twitter)
やすえ・かずあき(写真左)
1994年12月19日生まれ、大阪府出身。最近の主な出演作に、ミュージカル『新テニスの王子様』シリーズ(入江奏多 役)、舞台「文豪とアルケミスト 掬ウ者ノ響歌」(小林多喜二 役)、ミュージカル『PandoraHearts』(ギルバート=ナイトレイ 役)など。2026年8月20日よりOne on One 37th note『サレドシル』(横瀬大喜 役)への出演を控える。X(Twitter)
interview
本作への出演が決まった時の率直なお気持ちを、まずはお聞かせください。せっかくなので、新キャストの泰江さんからお願いします。
泰江 多分これ、ずっと言っていくと思うんですけど、もう、「俺ー!? 俺か!」でしたね(笑)。これまで長く続いてきた作品に携われるということ。しかも演じるのがモリアーティ家のアルバート。お兄ちゃんという立場も、僕にとっては今まであまり挑戦してこなかった役どころだったので、それも含めて「これは頑張らねば」というのが一番最初に思ったことでした。
そういった思いが込められた「俺か!?」だったんですね。
泰江 そうですね。嬉しさもあり、緊張もありました。新たな挑戦に震えましたね。
泰江さんとWキャストでアルバートを演じる久保田さんはいかがですか?
久保田 僕は前回のミュージカル『憂国のモリアーティ』大英帝国の醜聞 Reprise(2025年)で、初めてお客さんとして『モリミュ』を観に劇場に行ったんです。めちゃくちゃ面白くて、めちゃくちゃ感動して。初めてお客さんの目線で観ることが出来て、「これを今まで当たり前のようにやってきたんだな」と改めて思ったと同時に、次は絶対に出たいと思ったんです。
ただ、「Op.シリーズとまた同じことをやる」という感覚ではなくて、全く別作品にするくらいの勢いで、新しくアルバートを作り直すつもりです。今回は泰江くんも新しく入ってくれるので、二人で意見交換をしながら、また別のアルバートを作っていけたらと思っております。
鈴木さんは本作の上演が決まった際、どんな思いを抱きましたか?
鈴木 出演が決まった時のことに関して言えば、「(シャーロック・ホームズ 役の平野)良くんと俺はシングルキャストで、他はWキャストって、普通は逆じゃない!?」と思いました(笑)。もちろん、引き続き『モリミュ』をやれることの嬉しさもありますし、新しく入ってきてくださる方、そしてRepriseチームとしてもう一度参加してくれる方たちが、前向きに出演を決めてくれたことがすごく嬉しいです。あと、ヒデくんたち「Op.チーム」と言われるキャスト陣が、前回のRepriseを観て、なお「出たい」と思ってくれていると知ると、よりいっそう嬉しく感じますね。
『モリミュ』シリーズ初の2チーム体制という点にも、大きな注目が集まっています。鈴木さんは両チームと同時に作っていくことになりますが、労力も2倍になるのではないでしょうか?
鈴木 そうですね。だからこの話を聞いて一番最初に思ったのは、「時間の配分が大変だろうな」ということでした。僕が、というより、チーム全体で稽古場の時間をどう使っていくか。どう組み立てて進めていくかという進行管理が、かなり大変だろうなと思います。
だからこそ、新しく入った人も、これまで参加していた人も関係無く、色々な疑問点や問題点を早めに挙げていくことが大事だと思っています。それがすぐに解決できる類のものなのか。あるいは何か既存のものを変更して作り上げなければならないようなものなのか。後になって「時間が無いから」という理由でクリエイティブを諦めるのが、どんな現場でもやっぱり嫌だなと思うんです。まだ色々な変更が利くタイミングで、ざっくりした疑問や意見が各所からクリアに上がってくるようなスタートが理想ですね。
Op.チームとRepriseチームを見比べられるというのも、とても贅沢な試みだと思います。
一同 そうですね!
泰江 それを言うなら、稽古場で(別のチームの稽古を)ずっと見られるのがもう、特等席みたいなものじゃないですか(笑)。
久保田 そうね、本当に。だって、自分と違う考えを持って自分と違う演じ方をする人がたくさんいるわけだから、ある意味ワークショップみたいな感じ。そんな機会ってなかなか無いし、なんならお金を払いたいくらい(笑)。
泰江 いや、本当にそうですよね!
久保田 役者としては、ね。「うわっ、その思考無かった、その技術無かった。盗もっ!」って(笑)。しかもタダで。めっちゃラッキーだなって思います。
泰江 ちゃんと自分の中に取り入れていけたらいいなと思います。
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インタビュー完全版は『Sparkle vol.64』にてお楽しみください。
information
ミュージカル『憂国のモリアーティ』緋色の研究 Reprise
[東京]2026年6月27日(土)〜7月19日(日)@天王洲 銀河劇場
原作:三好 輝『憂国のモリアーティ』(集英社「ジャンプ SQ.」連載)
脚本・作詞・演出:西森英行
音楽:ただすけ
出演:鈴木勝吾、平野 良/久保田秀敏・泰江和明(Wキャスト)、山本一慶・百名ヒロキ(Wキャスト)、佐々木 崇、宮島優心(ORβIT)・新谷聖司(Wキャスト)/鎌苅健太・橋本真一(Wキャスト)/七木奏音、髙木 俊・伊藤裕一(Wキャスト)/吉田英成、小南光司・内藤光佑(Wキャスト) 他
Piano:境田桃子・ただすけ
Violin:林 周雅
公式サイト
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鈴木勝吾×久保田秀敏×泰江和明 掲載
『Sparkle vol.64』2026.06.11発売

ミュージカル『憂国のモリアーティ』緋色の研究 Reprise
インタビュー+コラム&撮り下ろしグラビア 計20p
+巻末綴じ込み付録:つやつやピンナップ(ソロ各1点収録)
credit
テキスト:田代大樹
撮影:松井伴実
スタイリング:[鈴木]MASAYA(PLY)
ヘアメイク:古橋香菜子、吉田梨々花
©三好 輝/集英社
©ミュージカル『憂国のモリアーティ』プロジェクト
