発売中の『Sparkle vol.50』に登場した、陣&RIKU&山本彰吾&浦川翔平。
THE RAMPAGEとして活動する彼らだが、REAL RPG STAGE『ETERNAL2』-荒野に燃ゆる正義- で舞台俳優として活動の幅を広げている。
誌面に収まりきらなかった、大盛り上がりの座談会やペアコメントを余すことなくお届け!
舞台への思いやグループへの思いが詰まった熱い言葉&仲良しトークを、誌面アザーカットと共にどうぞ。
interview
前回の『ETERNAL』公演時の稽古場で、長谷川 慎さんからカチューシャのプレゼントがあったとか。みなさんお揃いだったそうですが、今回は……?
浦川:あ! 例の“憧れのカチューシャ”ですね!
山本:今回は陣さん発信で、通し稽古の時にアンサンブルとスタッフの皆さんにグッズTシャツをプレゼントしたんですよ。
RIKU:そうそう! グッズのTシャツをね。
浦川:みんなでお揃いにしました!
山本:千秋楽の時、みんなが着てくださって。どこを歩いてもスタッフTシャツで溢れていて……。あれは、嬉しかったなぁ。
陣:それまで、スタッフの皆さんたちは僕たちが分かりやすいように、現場では黒の服を着てくださっていたんです。でも最終日には、皆さんグッズのTシャツを着てくださって。嬉しくて写真撮ったもん!
浦川:あの時は、一つになった感じがありましたね。
陣:“やるぞ!”ってね。
公演前には、皆さんがキャラクターとなり、客席へ影ナレを送るサプライズも。これはRIKUさん発信で作られたとか?
RIKU:そうなんです。僕が前回、Musical「天使について」〜堕落天使編〜 に出演させていただいた時、演じるキャラクターでの影ナレを経験していたので、今回もやりたいなと思って。
というのも、お客様には会場の席に着いた時点で、舞台の世界観に入ってほしかったんです。今作では誓約団がまた新しい戦いに挑みに行くので、“お客様もみんな隊員の一員になってほしい”という願いも込めました。
影ナレを提案してみたら、すぐに脚本家の葛木(英)さんが書いてくださって。「せっかくならニクラス隊も作りたい!」とお願いして、さらにパターンを増やしていただきました。公演によって、どちらの気持ちにも寄り添ってもらえたらいいな、と思って。
山本:影ナレをやると聞いた時、純粋に「めっちゃいいな」と思いました。なんだか、上映前の映画のような感覚というか……。観劇のルール説明を流すなら、僕らの声でやった方が絶対に面白いと思ったし、上演前にキャラクターの名前も復習できるしね。
お客様にとってはもちろんだけど、出演者側の僕らが準備する合図にもなっていましたよね?
陣:そうそう!
浦川:開演15分前と5分前に流れますからね(笑)。
RIKU:僕らもあの影ナレを聞くと、スイッチが入るんだよね。「よし」って!
もし皆さんが実際に『ETERNAL』の世界に生きていたとしたら、この中では誰が強いと思いますか? 例えば、レンブラント対RIKUさん、みたいな戦いがあったとして……。
RIKU:えぇっ!?
山本:それは……互角に戦えちゃうんちゃう?(笑)
浦川:いけそう、いけそう!
陣:どうなの?
RIKU:さすがにレンブラントに勝つのは無理でしょ!(笑)
陣:翔平は何を考えているか分からないところがあるから、意外と生き残っていけるかもな(笑)。
浦川:“仲間として側にいたはずなのに急に……!”的なことが起きるかもしれませんね! 突然「おつかれっすー」って言いながら襲い掛かるかもしれない。
陣:こわっ!(笑) でもヤマショーも敵の懐に入るの上手そうやな。
山本:RIKUさんをギリギリまで戦わせて、ボロボロになった瞬間に「おつかれっすー」って一撃!
RIKU:最悪!(笑) オレ、利用されるだけの駒じゃん!?
陣:僕は戦うの嫌なんで、農民として生きていたいな。いろんなところから情報を集めて、ゆくゆくは大名を目指します!
浦川:村人キャラですね。ゲーム内だと、その辺に立っていて、こっちから話しかけたら同じことを返してくるだけの……。
陣:それはやめろ!!
一同:あはははっ!
浦川:話し終わったら定位置に戻る(笑)。
RIKU:何回も同じことしか言わないやつね。
山本:でも情報屋とか武器商人は向いてそうですよね! 「あいつは、ここが弱いらしいで!」って情報を流して、お金だけ儲ける。
陣:つまり、めちゃめちゃモブキャラです(笑)。
『ETERNAL2』はもちろんですが、ライブツアー「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 ”RAY OF LIGHT”」や「BATTILE OF TOKYO ~TIME 4 Jr.EXILE~」など、大忙しの夏でした。THE RAMPAGEにとって、この夏を振り返ると?
RIKU:この夏を終えて、僕はRAMPAGEのライブがより楽しくなりました。
浦川:それは分かります!
RIKU:お、分かる?
山本:僕も同じです。
RIKU:もちろんTHE RAMPAGEのボーカルとしてステージに立つときの責任感もより強くなったけど、それと同時に安心感が増したというか……。ボーカルの相方二人(川村壱馬、吉野北人)もそうだし、パフォーマーたちにも甘えられるようになったから、気持ちが楽になったのかもしれない。
浦川:確かに、僕も余裕が生まれるようになりました! ライブを通して“自分の生きる場所はここだ”と改めて再認識できた気がします。舞台という新しい畑で、心身ともに鍛えられたからこそ、パフォーマーとしてもステップアップできたのかもしれない。
陣:確かにそれはあるかもね。ほんまに忙しい夏を過ごさせてもらったけど、だからこそ僕は一つ一つの仕事に対する意味を考えるようになりました。『ETERNAL』や映画『HiGH&LOW THE WORST X』は役者としてのチャレンジやったし、グループではリーダーとして自分がいる意味を見つけていかないと、と思ったり。色々な方向に目を向けられたからこそ、楽曲の発信の仕方も丁寧になった気がするな。
山本:この秋からどんどん盛り上がりが加速していきますからね! この夏は、“僕らが一致団結するための準備期間”だったのかなと思っています。めちゃくちゃ贅沢な準備期間なんですけどね(笑)。この秋も、期待して待っていてください!
ZIN×RIKU
『ETERNAL2』はライブパートも大盛り上がりでした。ライブパートの制作秘話を教えてください。RIKUさんはレンブラントとしてではなく、“RIKU”として舞台に再登場されましたね。
RIKU:『ETERNAL』の世界観をライブでも伝えたいという思いがあったから、パフォーマーのみんなはメイクやヘアスタイルもある程度キャラクターのままで登場したんです。でも僕は3人のボーカルのうちの一人として、“THE RAMPAGEを背負ってるんだ”という覚悟を表現したかったから、急いでセットしてもらって、レンブラントではなくRIKUとして歌わせていただきました。
各メンバーが目立つシーンもしっかりと作ったし、セトリはすぐに決まったよね。
陣:そうやね。普段のライブのマイナーチェンジには見られたくはなかったから、舞台本編のキャラクターの関係性をダンストラックで見せたり、ちゃんと「この舞台が観られてよかった」と思ってもらえるように工夫しました。“この舞台でやる意味”はすごく考えたな。
RIKU:しかも陣さんは、それに遊び心をプラスして、その日しか見られない特別なものを生み出すんですよ! 『HiGH & LOW~』のPREMIUM LIVEでも、突然三山凌輝くんと踊り出したりして。
陣:あれは仕込んでたんよ(笑)。ライブをやる上で、自分のテンションも上げたいから、“ちょっと違うことしたい”っていうのは常に考えてる。毎公演観に来てくださる方もいらっしゃるから変化をつけたいしね。
RIKU:でも陣くんは、本番でバイブスが上がると、普段の可動域の1.5倍のことしちゃうところあるでしょ?
陣:ほんまにそれ! これ、マジで危険ですから! 読者の皆さん、普段できないことをバイブスだけで乗り切れると思って挑戦しないでくださいね!?
RIKU:はっはっは! ちゃんとアフターケアしていこう!
YAMASHO×SHOHEI
お二人は初挑戦となった『ETERNAL2』。出演を決めた思いを改めて教えてください。
山本:この舞台の制作が決まったというお話の時に、「可能性のある舞台だからやりたいことをやっていい」という言葉も頂いたんです。ちょうどMA55IVEとして色々やっていかなきゃいけないなと感じていたタイミングでもあったし、「出るしかないな」と。
浦川:「『ETERNAL2』に挑戦したい人は、この期日までに連絡してください」と連絡がきて、すぐにヤマショーさんと「MA55IVEとして稼動できるし、自分の経験としても必要なことだからやろうよ」って話して。そこで二人でMA55IVEとしても役者としても参加することになったんです。
さらにLIKIYAさんと(神谷)健太さんもライブに参加してくれて。あの二人が来てくれたことでスペシャル感が出ましたね。
山本:そうだね。でも役としてもMA55IVEとしても登場って……かなり重たいよね(笑)。
浦川:「さっきまでマティアスだったけど今はどっちなんだ……。ふざけてるから浦川だ!」みたいな。
山本:はははっ! お腹いっぱいだわ。
浦川:衣装もオルドと誓約団でコンセプトが棲み分けされていたんですよ。オルドは人間とのミックスルーツなので、民族っぽいアジアンテイスト。誓約団はカチッとした黒。スムーズにライブパートへ入ってもらえたんじゃないかなと思います。
山本:そうだね。あそこで歌ったMA55IVEの「Way Up」もすごく好評で。あんなに舞台とハマる曲だったとは……! 舞台が終わってお客様のコメントを見ると、「フレーズが舞台とリンクしてる」と言ってくださる方も多くて。アップテンポじゃないけど、気持ちよく乗れる。ああいう曲をもっと作っていかなきゃね! あとは「踊ってほしい」っていう声をたくさん頂くので、ダンス曲も。
浦川:楽しみにしてください!
『ETERNAL2』の劇中歌で龍さんが作曲した楽曲もありましたね。
山本:MA55IVEあるあるなんですが、どちらかというと曲が決まってからコンセプトを決めて作っていくので、曲名をつけるのは配信が決まってからなんです。だから曲名が決まる前にライブでやっちゃう(笑)。
今回の曲は、『ETERNAL』限定曲にしてもいいかなって思っていて。『ETERNAL』でもEPみたいなものを出せるなら、RIKUさんの曲やダンストラックも一緒に配信しても面白いですよね。MA55IVEというより、“『ETERNAL』のサントラ”みたいな扱い。もし舞台に続編があるなら、盛り上げるためにそういうことをやってみてもいい気がしています。
今後のMA55IVEの具体的なビジョンは見えていますか?
山本:まだMVも撮ってないから撮りたいけど……。まずは単独公演ですね。
浦川:一番近い目標はそうですよね! ライブをするために、色々幅を広げていかないと!
山本:ふふっ。きっとなんだってできるよ。映画『HiGH&LOW THE WORST X』の劇中歌「RIDE OR DIE」を担当させてもらえたことは、MA55IVEにとってデカかったよね。
浦川:血が騒ぎますよね! 頭を振りながらヘッドバンギングしている時も「気持ちェェエ!」ってなる(笑)。前奏の「デーデーッツデデー!」のところで「アーイ!」って感じでファンの方も構えておいてくれるから(笑)。
山本:めっちゃ乗ってくれるよな。
浦川:ハンズアップしてくれますから! 今年の夏のツアー「THE SURVIVAL 2022 ~BALLISTIK BOYZ vs MA55IVE~ × PSYCHIC FEVER」でも感じたんですけど、「フラッグではなくハンズアップで煽ってくださるのが僕らの形なんだ」って。
山本:MA55IVEとしてのパッケージを見てもらって、それを認めてもらう機会になったし、「SURVIVAL」は大きかったね。
浦川:これまでライブに立つ機会もそんなに無かったですし、BALLISTIK BOYZやPSYCHIC FEVERのファンも見ていたので、“MA55IVEってここまでできるんだ”っていうすごみを布教できたことがすごく嬉しいです。このままさらに広げて単独に持っていきたい! ……ということは、「SURVIVAL」を全部自分らのパッケージとしてやるってことか。
山本:……しんどいな(笑)。
浦川:ちゃんとしんどい! やらないといけないことたっぷり! ずーっと5人で歌ってもね、というところもありますし。おっ、……ちょっと匂いましたね。
山本:しっかり匂わせて終わったなぁ(笑)。
information
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
New Single「ROUND UP feat. MIYAVI / KIMIOMOU」
2022年11月30日(水)発売 / rhythm zone
【CD+DVD】¥3,200(税込) /RZCD-77629/B
【CD ONLY】¥1,300(税込)/RZCD-77630
特設ページ
Streaming
Single「ツナゲキズナ」
発売中 / rhythm zone
【CD+DVD】¥2,500(税込) /RZCD-77619/B
【CD ONLY】¥1,500(税込)/RZCD-77620
特設ページ
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陣×RIKU×山本彰吾×浦川翔平 掲載
『Sparkle vol.50』発売中
内容:本文8ページ(座談会インタビュー+ZIN×RIKU対談コラム+YAMASHO×SHOHEI対談コラム+ソロコラム&撮り下ろしグラビア)
+巻末綴じ込み付録:陣・RIKU・山本彰吾・浦川翔平ツヤツヤ厚紙ソロピンナップ
credit
テキスト:小林 揚
取材:田中莉奈
撮影:松井伴実
スタイリング:葛西“JUMBO”克哉(SPEED WHEELS)
ヘアメイク:KAZUSHI TANIKAWA、AYAKO UENO(KIND)