2025年10月1日(水)から10月12日(日)まで東京・下北沢 駅前劇場にて上演される、TANK PLAN #2 舞台「死んだ山田と教室」。
今作にて主演を務める山﨑晶吾が、Sparkle別冊『Sparkle Annex vol.01』に登場。自身2度目となる小劇場作品への出演に向けて、稽古期間のリアルな心境を語ってくれた。
以下、インタビューより一部を抜粋してお届けする。

1992年4月2日生まれ、大阪府出身。最近の主な出演作に、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ(五月雨江 役)、OFFICE SHIKA×新宿シアタートップス『9階団地のスーパースター』(星川輝一 役)、「マッシュル-MASHLE-」THE STAGE 2.5(カルド・ゲヘナ 役)、「ROCK MUSICAL BLEACH」(平子真子 役)など。2025年12月14日よりミュージカル『刀剣乱舞』 〜静かなる夜半の寝ざめ〜、12月31日にミュージカル『刀剣乱舞』 江 おん すていじ かうんとだうんぱーてぃー(共に五月雨江 役)への出演を控える。X(Twitter)
interview
死んだクラスメイトが教室のスピーカーに憑依した——男子校を舞台にした人気小説『死んだ山田と教室』が舞台化。
主演の山﨑晶吾は、これまでの出演作では感じたことのない〝ストレス〟を抱きつつ、座長として稽古に臨んでいる。
小劇場の〝生きた演劇〟に全身を投じ、作品のために思索を続ける彼の言葉を届ける。
男子校を舞台とした青春小説『死んだ山田と教室』が舞台化されます。出演にあたり、まず原作を読んだ際の感想を聞かせてください。
山﨑:10代の子たちの心のフットワークの軽さがすごくリアルに描かれていると感じました。最初は自分の大事なもの、熱中しているものに没頭しているんですけど、だんだん他のことにも興味を持つようになって、優先順位が変わっていく。その移り変わり方が本当にリアルで。
クラスメイトが亡くなって教室に憑依しているんですが、それでもそれぞれの思考がすごくリアルで、そこに残酷さとか冷たさを感じる部分もあります。そうじゃない人もいるんですけど。
それぞれの思考を追いつつ読んでいったら、最終的には「うわー!」となって。なんか、読み終えた後はぼーっとして、何も考えられなくなるような感覚でした。
あり得ない状況なのにスッと受け入れられ、教室内で繰り広げられる日常に微笑ましさを感じつつ、ページをめくるごとにいろんな感情が呼び起こされる作品ですよね。舞台化にあたり、演出の村角太洋さんとはどんなやり取りをされましたか?
山﨑:すごく丁寧な方で、役者を信用してくださっている感じがします。「何でもやってみて」と言ってくださるし、原作と照らし合わせながら作っていこう、という方で。
僕は台本を頂いてから一旦、原作を読むのをやめました。やっぱり台本は2時間にギュッと詰め込む分、原作で書かれていることが省かれているところもあるので。台本に書かれていない情報を知っておくべきか、知らないままでいるべきかで演じ方が変わるなと思ったんです。だから今は、自分の演技を見てもらって、必要な軌道修正をしていただいている、という感じです。
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この続きは『Sparkle Annex vol.01』にてお楽しみください。
information
TANK PLAN #2 舞台「死んだ山田と教室」
【日程】2025年10月1日(水)〜10月12日(日)
【会場】東京・下北沢 駅前劇場
【原作】金子玲介『死んだ山田と教室』(講談社)
【脚本】こんにち博士(南極)
【演出】村角太洋(THE ROB CARLTON)
【出演】
和久津 役:山﨑晶吾
白岩 役:東 景一朗
花浦先生 役:今村 航
ハル 役:岡田絆奈
吉岡 役:小熊 樹
ミユ 役:北川 雅
藁科 役:後藤恭路
川上 役:世良大雅
倉持 役:多々良 岳
小野寺 役:塚田千紘
米村 役:平川聖大
別府 役:松尾 樹
久保 役:真野壱弥
高見沢 役:村上貴亮
泉 役:若林尚紀
百瀬 役:若林佑太
山田 役:古岡祐樹
【チケット】
当日券:抽選受付中
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【配信】
2025年10月11日(土)13:00公演/18:00公演
2025年10月12日(日)11:30公演/16:00千秋楽公演
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公式サイト
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山﨑晶吾 掲載
『Sparkle Annex vol.01』発売中
credit
テキスト:田代大樹
撮影:松井伴実
スタイリング:MASAYA(PLY)
ヘアメイク:齊藤沙織
©TANK PLAN