ウソから始まる本当の奇跡!?――詐欺師役の竹内涼真が珠玉の楽曲を歌い上げるミュージカル『奇跡を呼ぶ男』が、東京・東京建物 Brillia HALLにて2026年4月24日(金)まで上演中だ(大阪・福岡・愛知公演あり)。
1992年の同名映画を原作に2010年にミュージカル化され、ブロードウェイ進出も果たした本作。音楽はアラン・メンケン、作詞はグレン・スレーターが手掛け、ゴスペル調のソウルフルな楽曲が物語を彩る。
日本版演出はジェニファー・タンが担当し、竹内涼真が5年ぶりのミュージカル出演で新たな役どころに挑んでいる。
『Sparkle』では竹内演じるジョナスと対立するアイザイアを演じる木原瑠生に、初日公演を終えた後のタイミングにてインタビューを実施。
初日公演で感じた手応えと自身初となるWキャストでの発見、共演者との交流など、本作の魅力をたっぷりと語ってくれた。
2026年4月30日(木)発売の『Sparkle Annex vol.06』では、役者とアーティストの両軸で歩み続ける木原瑠生が俳優活動10周年を振り返って転機となった経験や、今後の展望を赤裸々に語るパーソナル・インタビューも実施。
“役者・木原瑠生”の確立と理想の“カメレオン俳優”を目指す、その覚悟に迫った。
暖かな春の撮り下ろしグラビアと共に、11ページにわたりたっぷりと掲載。
以下、『Sparkle Annex vol.06』掲載インタビューより一部を抜粋してお届けする。

1998年9月15日生まれ、東京都出身。最近の主な出演作に、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ(へし切長谷部 役)、Reading Drama『BLINK』(ジョナ 役)、悪童会議 第三回公演 「見よ、飛行機の高く飛べるを」、舞台『エグ女2025』など。1stフルアルバム『REPLAY』が好評発売中。8月より東京芸術劇場シアターウエストにてノンバーバル演劇『礎の響 天下の分け目に立つ者』に出演予定。X(Twitter)
interview
ミュージカル『奇跡を呼ぶ男』が先日初日を迎えられたということで(※取材時)、おめでとうございます。実際に舞台に立たれて、率直な今のお気持ちをお聞かせいただけますか?
木原:ありがとうございます。まず、無事に初日を迎えられたことが、こんなにも……嬉しいというか、安心したのは、自分の中では初めてぐらいかもしれないです。それくらいプレッシャーだったり、緊張だったり、不安もある中で迎えた本番初日だったので、その気持ちはすごく強く感じました。でも、本番は本当に楽しくやれたので、良かったなと思います。
不安というのは木原さんご自身の中で感じていた課題が大きかったのか、それともカンパニー全体での空気感だったのか、どちらでしょうか?
木原:もちろんカンパニー全体でも、「こうしよう、ああしよう」とギリギリまで粘りながら作っていた部分はありました。でも、7〜8割くらいは自分の中で抱えていたものだったと思います。今回、僕が演じる役がWキャストで、先に僕の先輩でもある糸川耀士郎さんが初日を迎えたんです。それを観に行っていたんですけど、それを観てしまったがゆえに……という感じもあって。
僕自身、これまでミュージカルや舞台をやってきた中でも、なんて表現したらいいか分からないんですけど「こんな初日は初めて観た」というくらい、会場の空気感がこれまでに感じたことの無い、ある種“異様”なものだったんです。
異様と言うと?
木原:本当にお客様みんな集中して観てくれているし、でも楽しむところはしっかり楽しんでもらえていて。僕は終盤のシーンで、ここ最近で一番泣いたんじゃないかというくらい、ボロボロに泣いてしまったんです。もちろん作品の力もあると思いますが、カンパニーの一員として「無事に初日を迎えられた」という安心感があって。最後までみんなが舞台に立っている姿を見届けられたという安心感も含めて、本当にすごい初日だったなと感じました。それを観た翌日が、僕らWキャストだけの初日だったので、そこへの不安が一番強かったですね。
本誌『Sparkle Annex vol.06』特典動画の「60秒Q&Aチャレンジ」でも「尊敬する方」として竹内涼真さんを挙げられていましたが、稽古場や本番ではどのようなコミュニケーションを取られていますか?
木原:稽古期間中からそうなんですけど、かっこいいんですよね、ずーっと。背中でも見せてくれるし、言動でも示してくれる座長だったので、本当に憧れますし、「スターだな」って思います。
映像でもずっと活躍されている方ですし、僕からしたらヒーロー役の先輩でもあるので、「俺、ずっとテレビで観ていた人と今一緒にやっているんだな」と(笑)。でも、全然壁を感じさせることが無くて、誰に対しても平等に、一人一人に愛を持って接してくださる方なんです。
そういう部分も含めて、本当に素でいい人なんだなって。稽古期間も本番でもずっと「こんな人に憧れるなぁ」って思わされていますね。役者としてももちろんですけど、人として尊敬できる方。「こんな大人になれたらいいなぁ」と思いながら毎日一緒に過ごしています。
ストーリーや楽曲、演出なども含めて、この『奇跡を呼ぶ男』という作品の魅力を木原さんの視点から教えていただけますでしょうか?
木原:僕自身、ミュージカルにものすごく詳しいというわけではないのですが、今作は楽曲をアラン・メンケンさんが手がけていることもあって、僕はこれまであまり観てこなかったタイプのミュージカルだと感じています。作品としてもお客さんを巻き込んでいく場面が随所にありますし、観客の皆さんがどれだけついてきてくださるか(笑)、そこも楽しみなポイントですね。
また、各キャラクターのバックボーンがしっかり描かれているので、誰か一人に感情移入するというよりは、登場人物それぞれに寄り添いながら観ていただける作品だと思います。色々な視点で考察していただくことで、1回の観劇でも色々な楽しみ方が出来るのではないかなと思っています。
そして何より、キャストがすごいので! 本当にパワフル! そこは実際に観ていただければきっと伝わると思いますが、そのエネルギーを直に浴びる体験を、ぜひ心に残していただけたら嬉しいですね。
********
インタビュー完全版は『Sparkle Annex vol.06』にてお楽しみください。
information
ミュージカル『奇跡を呼ぶ男』
[東京]2026年4月4日(土)〜4月24日(金)@東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
[大阪]2026年5月1日(金)〜5月3日(日)@フェニーチェ堺 大ホール
[福岡]2026年5月8日(金)〜5月10日(日)@久留米シティプラザ ザ・グランドホール
[愛知]2026年5月15日(金)〜5月17日(日)@名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)
音楽:アラン・メンケン
脚本:ジャナス・サーコーン、ウォーレン・ライト
作詞:グレン・スレイター
演出:ジェニファー・タン
出演:竹内涼真、昆 夏美・セントチヒロ・チッチ(Wキャスト)、糸川耀士郎・木原瑠生(Wキャスト)、MARIA-E、川口 調・小林佑玖(Wキャスト)、マルシア、真瀬はるか 他
公式サイト
X(Twitter)
movie
check
木原瑠生 掲載
『Sparkle Annex vol.06』2026.04.30発売

ミュージカル『奇跡を呼ぶ男』+パーソナル・インタビュー
インタビュー+コラム&撮り下ろしグラビア
credit
テキスト:田代大樹
撮影:松井伴実
スタイリング:MASAYA(PLY)
ヘアメイク:SUGA NAKATA(GLEAM)
