【ZIPANG OPERA】「KAMINARI FLAVOR」Music Video【インタビュー+MV撮影レポート】

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俳優の佐藤流司、spi、俳優・振付家としても活躍する福澤 侑、ボーカリストの心之介の4人による、新しいジャパニーズポップを世界に向けて発信する音楽パフォーマンスユニット「ZIPANG OPERA」。
今回Sparkle webでは「KAMINARI FLAVOR」のMV撮影に密着!
貴重なMV撮影中の写真をお届け。雷のごとく大荒れのトークもたっぷりと!

ジパング・オペラ
2021年4月に結成。アーティストプロデューサーを演出家・植木 豪が務め、6月には東京国際フォーラムで、お披露目公演となる「ZIPANG OPERA ACT ZERO ~暁の海~」を開催。11月3日に1stアルバム『ZERO』をリリース以降、2022年にはデジタルシングルを2作リリース。そして2023年3月29日に2ndアルバム『風林火山』が発売予定、さらにアルバムを引っ提げて4月4日〜4月7日に品川ステラボールにて「ZIPANG OPERA 有観客&配信ライブ ~風林火山~」を開催。また、4月21日より全国ロードショーの映画『ゲネプロ★7』の主題歌、劇中歌に4曲起⽤されることが決定。Official Site

interview

まずは初のMV撮影をしてみていかがでしたか?

佐藤:侑がやりすぎです。

spi:やりすぎだよねぇ。

福澤:いやいやいや! よく言うわ。二人には言われたくないです(笑)。

spi:侑がそうして先陣を切ってくれるからこそ、いい感じに撮影できた気もするけど。

佐藤:確かに。

spi:やっぱり奮い立つし、“負けたくない”って思うから。“こいつと違う絵を作ってやろう”みたいな気持ちが生まれるんですよね。

福澤:そういう意味では、3人と同じ絵は俺も作れないですからね。だからやっぱりいいですよね。みんな本当にバラバラだったので。

spi:ね。すごくバランスよく撮影できたんじゃないかなと思ってます。

心之介さんはいかがですか。

心之介:MV撮影にすごく緊張しています。僕、こんなに緊張するのって初めてなんですよ。

佐藤:人生初緊張、ここ?

心之介:はい。

佐藤:すごいな。

心之介:言葉が思いつかないレベルで緊張してて、撮った映像をモニターで見たりして、これはすごい良いものができるんじゃないかっていう期待感がものすごいです。

撮影に当たり、共有されたコンセプトなどはありましたか?

spi:曲自体が“裏と表”、“嘘と本当”、“影と光”みたいなものをイメージしているので、それを上手く表現できたらなっていう方向で進んでいますね。

佐藤:実はCGを使って俺らの手に雷をまとわせるらしくて。ただ、侑の動きが速すぎて雷のCGが追いつかないかもしれないっていう(笑)。

spi:え、そう言われてたの?

佐藤:「もっとゆっくりで」って言われてた(笑)。

福澤:一応そんな感じでやらしてもらってます(笑)。

佐藤:今日から「黄猿(漫画『ONE PIECE』のキャラクター)」って呼ぶからな。

福澤:うわーやだ!

お互いに見ていて、かっこいいと思ったポイントはありましたか?

佐藤:マジで4人のパフォーマンスがバラバラで、それが超かっこいいんです。得意なジャンルもそれぞれ違うから。

spi:競合他社みたいになっちゃうから、得意なジャンルが同じじゃなくて良かったなってめちゃめちゃ思います。ベクトルが違うからこそ、自信を持って自分の得意を突き進もうという思いでできたかな。同じだと「うわ被った!」ってなるけど、「彼があの方向でめちゃくちゃかっこいいことしてるから、俺も自分の方向でかっこいいことしよう」って思えることは安心でもありました。

改めて「KAMINARI FLAVOR」の聴きどころについても。「4人に刺さった楽曲」というお話も以前されていましたが、ここが最高だと思うポイントを挙げるなら?

福澤:まずはやっぱり、このタイトルじゃないですか。「KAMINARI FLAVOR」ですよ?

佐藤:最初聞いた時は震えたなぁ。

“雷の味”というタイトル、すごいですよね。

佐藤:そう、直訳すると“雷の味”。逆立ちしても思いつかないタイトルですよ。

福澤:タイトルで食らって、それで楽曲聴いて「あぁなるほど」ってすぐ腑に落ちた感じです。分かりやすくサビの歌詞で「ビリビリ」とも歌っているし、ライブならより楽しく届けられるんじゃないかなと思いました。僕たちの幅や可能性がグッと広がった楽曲だと思います。

心之介:いい意味でZIPANG OPERAっぽくないですよね。今までの僕らのサウンドや歌詞の世界観とはちょっと逸脱している部分があって、その逸脱した感じがたまらないというか。自分が抱いていた“ZIPANG OPERAってこうだ”という固定観念をぶっ壊された曲なんです。このグループってどんな楽曲でもいけるんだな、みたいなモチベーションにも繋がりましたし、僕は作詞もするので、インスピレーションがたくさん湧いた楽曲でもありますね。

「今後こういうのもやってみたい」という発想も生まれてきました?

心之介:そうですね。すごく刺激を受けました。ああ、囚われちゃだめだなって。

佐藤:雷だけに?

心之介:しびれました!

佐藤:(ニッコリ)。

今回が初のMV撮影となりましたが、もしも既存曲でMVを作るなら「この曲でこんなことやりたい」という要望はありますか?

心之介:俺「開華」のMV撮りたいです。

spi:「開華」いいねぇ。

佐藤:面白いかもな。和室のスタジオとかで撮ったらすごく良さそう。

心之介:いいですね! 僕としては、“遺産レベル”の場所のバーチャル空間をCGとかで作ってみるのもいいなって……。

spi:“いさん”レベル?

心之介:金閣寺とかそういう……。

佐藤:胃袋の“胃酸”だよな? 俺らが胃袋に溶けていくMV。

福澤:あぶなっ!

spi:え、今のって「はたらく細胞」の話じゃないの?

心之介:違います!!

全員:あははは!

佐藤:俺は「鳴音」のMVも撮りたいけどな。あの曲好きなんだよね。

福澤:うわ! いいな。

心之介:いいですね。でもそれこそファンの方にも聞きたいですね。どの曲でMVを作るのがいいかをファン投票するとか!

佐藤:超いいやん。それの1位になった曲のMV撮る、みたいなね。

spi:それにしよう。『Sparkle』でその投票やろう!(笑)

福澤:それだ!

心之介:きっとファンの方はMVが制作されることを望んでいると思うので。俺の家族とかもいつも聞いてくるんですよ。「早くあの曲のMV観たい」とか、「いつ撮るの?」みたいなことを、この前も言われて。

spi:そうなんだ? 何かしらの形でまたMV撮影できたらいいよね。

ZIPANG OPERAはデビューから1年が経ち、2年目に突入しました。一番最初にインタビューした時には「新たな王道を作っていきたい」とspiさんがおっしゃっていましたが、改めて“自分たちらしい王道”が育まれた実感は? リリースも重ねてきて、“これが自分たちらしさ”といったようなものはできてきましたか?

佐藤:3月に2ndアルバム『風林火山』をリリースすることになって、その“我ららしさ”っていうのがより如実になったと感じています。みんな最初のアルバム(1stアルバム『ZERO』)って結構ビビってたんですよね。歌い方とかも、みんなあんまりはみ出ないように歌ってる感じだったんですけど。今回はもう自分たちの好きな方向にそれぞれはみ出まくっているので、聴いてて飽きないし、この4人でやる意味がさらに増した気がしますね。

福澤:間違いないですね。それに今回は流司くんも歌詞をバリバリ書いてるので、そこはもうファンの皆さんに絶対に楽しみにしてほしいです! 心(之介)ともカラーが全く違うので、最高なんです。そういう部分でも俺たちの新たな要素が増えていってるというか。

佐藤:でもいずれは4人とも詞を書いていけるようにしたいよね、やっぱ。spiくんだったら全英詞とかさ。めっちゃいいと思うけどな。

福澤:僕だったら韓国語とかね。

佐藤:韓国語、何しゃべれるの?

福澤:カムサハムニダ~。

全員:あははは!

心之介:しかも今回はデュエットの曲がありますしね。

福澤:そうデュエット曲があるんです!(※このデュエット企画を思いついたのは佐藤とのこと)

心之介:それも新しいですよね。前回はソロか4人での歌のみだったので、また違った個性の殴り合いになりますよね。僕とspiくんと、流司くんと侑くんとで。

spi:最高だよね。

福澤:4人が集まった時はもちろんですけど、個々に強い個性を持ってるので、ソロでもユニットでも、“新しい色”みたいなものを感じてもらえる、そういうものを提供し続けられるチームだと思うので。飽きさせない自信はありますね。

4月に控えるライブについてはどのくらい話し合っているのですか?

福澤:まだ中身については話し合えていないのですが、とにかく「おまたせ」という気持ちと、しっかりとかっこいいものを持っていけるという自信があるので。期待して待っていただければ嬉しいです。

佐藤:4公演あるんですけど、巷の噂では全公演一部演出が異なるらしいですね。

期待が高まります……! 構成については皆さんで話し合うんですか?

福澤:そこはもちろん全員ですよ。みんなで意見をばーっと出し合って、そこでいいものをピックアップして「これいいね」って形で決めていくことになると思います。やっぱりみんながいいって言ったものを具現化していくことが多いですね。ベースは総合プロデュースの(植木)豪さんが作ってくれますが、スタッフさんも含め、僕らの意見をすごく尊重してくれるので。一緒にこのチームを盛り上げるぞって気持ちで溢れていますね。

spi:ライブ、楽しみですね。僕たちがお客さんにもっと浸透していった時の反応も見てみたいな。なんかさ、4人が全員パフォーマンスも歌もやりますっていうグループって他にある? 日本だと二人が歌います、あとは全員パフォーマーですとかってグループはあると思うんだけど。

心之介:確かに……。

福澤:BLACKPINK……?

佐藤:NCT、BIGBANG……ってK-POPになっちゃうか。

福澤:日本だったら……。

佐藤:……あ、THE ALFEE。

全員:(爆笑)。

福澤:確かに似た形態のグループってあんまり思いつかないですね。

spi:そういう意味で、日本のアーティスト界の流れに風穴を開けるチームにもなれたらいいなと思ってるんです。きっとカテゴリー的には“アイドル”とか、“ダンス&ボーカル”という括りが分かりやすいけど、僕たちは俳優もやっていたり、ソロ歌手活動もしていたり、全く新しいジャンルだと思うんです。

福澤:俳優など別の活動の傍ら、グループで動いたときはちゃんとアーティスト、エンタメ集団としてしっかりいいものを提供できていると自負しているので。

spi:この“新しさ”が認められていくこと、俺ら自身が広い視野で活動していることがお客さんにも伝わって、皆さんの視野もどんどん広がっていったら楽しいなと思います。

福澤:……だってさ、4月にライブができたとして、僕らまだ2回目なんですよ? びっくりじゃないですか?

佐藤:そうだね。

もっとやっていそうな感じがしますけど、まだ2回目なんですね。

心之介:そうなんですよね。

福澤:謎すぎますよね。

佐藤:2回目なのよ。

spi:俺らは腹落ちしてやっているけど、まだ皆さんからは「どういう人たち?」ってなってると思うから、アルバムやライブを通してどんどん理解を深めてもらえたらいいね。

2023年はアルバムにライブとZIPANG OPERAの魅力をたくさん発信できる1年になりそうですね。

心之介:そうですね。こうしてMVを撮れたことも、東京ドームという場所に立てたことも、なかなかできない経験をできた2022年を経て、作ってきた楽曲も含めてその全てが実を結ぶ1年になったらいいなと思います。そして4月のライブでやっとファンの方と直接会える機会があるので、すごく楽しみです!

こうして皆さんが揃って撮影されている姿を見て、いよいよというワクワク感がファンの方にも生まれていると思います。

spi:ZIPANG OPERAをやることになってから、自分たちのそれぞれの仕事のスケジュールと折り合いをつけるのが難しくて。舞台は特に先々までスケジュールが固まってしまうことが多いので、これからはもっと仕事のウェイトをZIPANG OPERAに置けるようにしたいなと、改めて思いました。2023年はグループでの活動をさらに増やせるように、他のお仕事の調整も上手くやっていきたいなと。

佐藤:そうやって色々難しい状況の中でも、一回ではあるけどライブもできたわけで。今年はこうしてMVも撮れたし、それにアルバムも明日(2022年末)で全曲録り終わるんです。集まれるタイミングは少ないけど、できないならできないなりのスピードでやってくしかないと思うので。あんまり多くを望まず前を見据えて、2023年もコツコツとやっていけたらいいなと思います。

活動の仕方にもZIPANG OPERAらしさが生まれてきそうですね。

福澤:なかなか皆さんとお会いできる機会が無かったですが、今アルバムを制作している中で、これを披露する場所があるんだなっていうワクワク感でいっぱいです。2023年はライブもあるんですけど、これに留まらず何かしら形にしていかないと、と思っています。1年に1回だけライブをして気付けば5周年……みたいな、「俺らまだ5回しかライブしてないね」みたいなのはちょっとアレなので(笑)。しっかり顔を見せていける活動をできるように頑張りたいです!

では最後に、曲にちなんだ質問を。「KAMINARI FLAVOR」の歌詞に“Stay gold”とありますが、メンバーの“このままでいてほしい”という部分をそれぞれ挙げるなら?

spi:じゃあみんな俺のから言って!

心之介:僕はspi兄の素直さですかね。曲の話になった時に、自分が思ってることをちゃんと言語化して伝えてくれるんですよ。それって相手のことを信頼してないとできないことだし、そもそも自分の思いや考えを言語化するのって難しいじゃないですか。でもそれをストレートに伝えてくれるので大好きです。

福澤:なんだかんだうちのチームの“ケツたたき”ではありますね。ここぞという時に「パッとやるぞ。ここはちゃんと締めよう」みたいな事を言ってくれて、そこで僕らも切り替わるのでそこは変わってほしくないなと。じゃないと僕ら……。

spi:飽和しますもんね、あなたたちはね。

佐藤:ははは!

福澤:大人の皆さんに怒られちゃうのは怖いんで……。いつも助かってます……。

次は心之介さんについて。

佐藤:上京してほしくない!

spi:上京してほしくないね。ずーっと福岡にいてほしい。

佐藤:どれだけ売れても通いでお願いしたいな(笑)。

福澤:東京に通い倒してほしいね。

spi:ホーミーを大事にね(笑)。

心之介:地元は好きですけど!(笑)

佐藤:あと、時間通り来てほしくないね。

福澤:それ言っちゃってよかった……?(笑)

佐藤:あははは!

福澤:遅刻グセがあるんですよねぇ……。本当にスタッフの皆さんや関係者の皆さんには申し訳ない限りなんですけど、でも心のこの感じが無くなってしまうと……ああいう歌詞とかも生まれないのかなとか、持って生まれた才能も発揮できないのかなとか。

佐藤:まぁちゃんと“心対策”もされてますから。だってフォーラム公演の時、彼だけ俺らより入りの時間が1時間半早かったんですよ。……1時間半遅刻してもいいように(笑)。

福澤:そうだった(笑)。

では福澤さんについても。

佐藤:あんまり芝居側に来ないでほしいな。

spi:あはは!

福澤:今くらいのままでいてほしい?

佐藤:芝居に関しては今ぐらいの仕事量でいてほしいな。

spi:芝居の方はね(笑)。あんま芝居の方来られるとライバル増えちゃうからな。邪魔!

福澤:ははは! この二人にそう言っていただけるのは嬉しいですね。僕的にはめちゃくちゃ光栄(笑)。

spi:あと今後どんな大きな仕事をしても、いつまでも「もう帰りたい」とかぼやいててほしい。

心之介:確かに言ってますね(笑)。

福澤:ZIPANG OPERAは、そんな僕を唯一受け入れてくれる場所です!(笑)

では最後、佐藤さんについて。

spi:佐藤さんの変わってほしくないところといえば……散財癖?

佐藤:(笑)。変えたいですよそれは……! 変えたいよう。

spi:え、そうなの!?

佐藤:マジで危険なラインまで散財してしまった経験があって、これはさすがにヤバイなと(笑)。散財癖は直したいなぁ。

福澤:僕たちとしては直ってほしくないですね。

佐藤:(笑)。

spi:そのままでいてほしいよね。

福澤:流司くんってご飯が美味い店に連れてってくれるんですよ。お会計のたび、年下でよかったな〜と思います(笑)。みんなご存知だと思いますけど、ホント男気がある人なんです!

その男気は変わってほしくない?

福澤:変わってほしくないし、それは絶対変わらないと思いますね。

心之介:流司くんは流司くんですからね。

spi:うん、絶対変わらないよね。

福澤:これでもし男気のない佐藤流司がいたら、ZIPANG OPERAは終わってしまいます。それくらいあり得ないというか。

心之介:分かります!!

spi:きっと自分でも違和感に気付くよね。「あれ……俺おかしい……?」って(笑)。

佐藤:ははは! 俺、男気なくなったらどうすっかなぁ。

福澤:その時は僕がご馳走します!(笑)

半年前に取材させていただいた時に「ご飯に全然行けてない」と話していましたが、その後行けましたか?

佐藤:行けてないです。

spi:結局行けてないですね。

佐藤:なんかいつも侑が忙しい感じで……。

福澤:いやマジで、これは俺のせいにしているだけです! それに東京にいる3人は頑張れば集まれると思うんですけど、心が福岡なので難しいんですよ。心はすごい寂しがるくせに、仕事で東京に来てもすぐ福岡に帰っちゃうので。そろそろ4人でゆっくりした時間を取りたいですよね。

佐藤:そろそろ集まりたいな。

でも上京してほしくはないんですね(笑)。

福澤:はい(即答)。

spi:通ってほしい(即答)。

佐藤:通いで(即答)。

心之介:(笑)。

では今度はお仕事だけでなく、ご飯のためにも東京に来ていただいて。

福澤:それだったら歓迎します!

spi:それならオーケー。

佐藤:みんなで朝まで飲んで、そのまま帰宅だからね? だからホテルとかはとらないこと(笑)。

心之介:そんなぁ!(笑)

report

「こういう動きはどうですか?」と福澤さんが率先して案を出し、カットがかかるたびに監督と相談していたのが印象的なMV撮影。メンバーもそれに続くようにして別の動きを提案。それぞれの個性とそれが並んだ時のバランスを大切にしているからこそ、動いてみては確認する……を繰り返す4人。
話し合って動きも決まりいざ撮影をするも、「もう1回いいですか?」と佐藤さん。
さらに良くできるはず、と納得するまでなんども同じパートを踊る様子も。彼らの強いこだわりを感じる撮影でした。

ソロパートでも福澤さんが手を挙げ、先陣を切って撮影へ。
ソロも、それだけで1本のMVができるのではないかと思うくらいしっかりと撮影が行われました。
ノンストップでフルパフォーマンスをしてみせた福澤さんは、その圧倒的な“魅せ方”で一発OKを出し、スタッフやメンバーからは感嘆の声が。「ヤバすぎ」と口々に漏らすメンバーたちに、福澤さんもニッコリ。

2番手は心之介さん。
繊細で美しい動きの中に、仄暗さを醸し出していた心之介さん。普段なかなか見ることのできないパフォーマンス姿に目を奪われました。
メンバーの中では末っ子で可愛らしい印象も受ける心之介さんですが、叫ぶような仕草や動き、強い感情をぶつけるような視線にドキッとさせられる瞬間も。見守っていた“兄たち”も満足げな表情で「良かったよ」と声をかけていました。

3番手はspiさん。
その堂々たる体躯を活かした力強いパフォーマンスで魅せたspiさん。複雑な作りの衣裳を上手く使った動きも印象的でした。時にこちらを威嚇するような鋭さを持ち、また時には情感溢れる動きもあり、見応えたっぷりのソロダンスに。
マスクで口元が隠れている分、視線だけでも細かくその瞬間瞬間の感情を表現していました。映像ではどんな風にその表情一つ一つが捉えられているのか楽しみです。

全員のソロダンスを見届けて、いよいよラストは佐藤さんを残すのみ。spiさんが「キング頼みますよ。かましちゃってください」と言うと、「ヒャハハ! ちょっと行ってきますわ〜」とゆるっとカメラ前に移動。
しかし音楽が鳴った瞬間にスッと表情が変わり、一気に佐藤さんの世界へ。ゾワッとするような表情と、感情が宿ったような四肢の繊細な動きで魅了。天を仰いだり膝をついたり、心の叫びを体現したかのようなパフォーマンスでした。

全員のソロパート撮影が無事に終わり、監督が拍手で4人を迎えて労う姿も。「素晴らしい!」と笑顔で言った監督に、4人もお互いに「お疲れ様」と声を掛け合っていて、とても素敵な撮影現場でした。

取材させていただくたび、ZIPANG OPERAの皆さんが持つ無限の可能性の一端を目の当たりにしては驚かされます。
4人のこの先がもっと楽しみになる、そんな密着取材でした。

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information

デジタルシングル「KAMINARI FLAVOR / Like a Wolf」

配信中
Streaming

2ndアルバム『風林火山』

2023年3月29日発売 / LDH Records
【2CD+Blu-ray】¥6,600(税込) ​/LGCL-1008~1010
【CD ONLY】¥3,300(税込)/LGCL-1011
【2CD+Blu-ray+佐藤流司アクリルスタンド付】¥7,700(税込) ​/LGCL-9001
【2CD+Blu-ray+福澤 侑アクリルスタンド付】¥7,700(税込) ​/LGCL-9002
【2CD+Blu-ray+心之介アクリルスタンド付】¥7,700(税込) ​/LGCL-9003
【2CD+Blu-ray+spiアクリルスタンド付】¥7,700(税込) ​/LGCL-9004

詳細ページ

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ZIPANG OPERA 掲載
『Sparkle vol.46』発売中
HMV商品情報ページ(店舗別特典:撮り下ろしポストカード・全3種・1冊につき1枚配布 ※オンラインショップでは特典付き商品取扱終了)
Amazon商品情報ページ

内容:W表紙+本文17ページ(メンバー座談会+ソロインタビュー+コラム&撮り下ろしグラビア)
+巻末綴じ込み付録:ZIPANG OPERAツヤツヤ厚紙ピンナップ

credit

テキスト・撮影:田中莉奈

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