【赤澤遼太郎×高橋健介】映画『アキはハルとごはんを食べたい』【グラビア&インタビュー後編】

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一軒家でルームシェアする男子大学生二人の日常を描く、たじまことのBL漫画『アキはハルとごはんを食べたい』が実写映画化!
2023年6月2日(金)より東京・シネマート新宿などの映画館にて、2週間限定で上映される。

高校の同級生であり、周りからは“ゼロ距離”と言われるほど仲良しな秋吉純太(アキ)と藤城春継(ハル)が、大学進学をきっかけに一つ屋根の下、仲良くご飯を作って食べる姿をハートフルに描き出す。
誰でも簡単に美味しく作れること間違いなしのアレンジレシピが多数登場するのも見どころだ。

「Sparkle web」では、料理担当のアキを演じる赤澤遼太郎と、片付け担当のハルを演じる高橋健介にインタビュー。
共演も多いお二人の笑顔溢れる掛け合いで大いに盛り上がったロングインタビューを2回に分けてお届けする。

後編では本作の撮影を通して改めて感じた俳優としてのお互いの長所や、赤澤が撮影を通して“闘った”ところ、夢や進路に迷う若者へのメッセージや、映画のタイトルにかけ二人が今一緒に「ごはんを食べたい」人について伺った。
「俺のコメント全カットの可能性もあるからね」とうそぶく高橋の珍回答とは?

全2回の2回目/前編はこちら

interview

これまで共演も多いお二人ですが、本作を通じて改めてお互いをどんな俳優だと感じましたか?

高橋:めっちゃ真面目だよね。現場でもマネージャーさんとすごく相談しているし。うちのマネージャーはそういうタイプじゃないから。どっちがいいとか悪いとかではないけどね。僕とかは多分何か言われたら「何が分かるんだよ!」って腹立っちゃう(笑)。

赤澤:あっははは! 一人でも多くの人に意見をもらいたいっていうのが僕の方針なんです。周りからはどう見えてるのか、いろんな人の意見を聞いてクリアにしたいというか、自分の中に落とし込むのが好きなので。「どう見えてますかね?」とか、「こういう風に考えてたんですけど、こうですか?」ってよく聞いたりします。

本作でも監督とそういった話を?

赤澤:はい、ずっと話してましたね。監督が結構ムチャブリしてくるんですよ(笑)。それを自分の中に落とし込みつつ、どうやってキャラクターとして演じるか、みたいなところは僕の中で闘ったところでもあったなって思います。例えば、「出川(哲朗)さんの『ヤバいよヤバいよ〜!』ってギャグを入れてくれ」って言われて「……はい」みたいな(笑)。

高橋:あれはね〜、太郎がかわいそうだったね〜(笑)。

赤澤:でも監督の期待も裏切りたくないので、「『ヤバいよヤバいよ〜』ってセリフだけでもいいですか?」、「いや、『ヤバいよヤバいよ〜』の動きも欲しい」って言われて、「……あぁ〜(苦悩)」みたいな(笑)。

高橋:(爆笑)。

赤澤:その闘いはね〜、けっこう随所にありましたね。

高橋:普通の掛け合いのシーンだったら僕もナチュラルにリアクションできるんですけど、「ヤバいよヤバいよ」の時は確か僕がちょっと悩んでいるシーンのところだったから、そのギャグに対してのリアクションが取れなくて、下手したらマジでただ一人スベっているヤツみたいな……。

赤澤:そう!! それもすごく怖くて!(笑)

高橋:でもあのシーンも今振り返ると、僕がアキの「ヤバいよヤバいよ」を見て笑っちゃって、ちょっとほぐれても良かったのかもしれないですね。その時の僕は「この後のシーンでほぐれるわけだから、今ここで笑ってはダメだ」みたいに考えてて。もちろんその時はその演技がベストだと思っていましたけど、完成したものを観てから「あ、別のパターンもあったな」ってのは山ほど出てくるので。

赤澤:ああ、確かに分かります!

高橋:それは悔しい部分でもあり、「次への糧だな」とも思います。

赤澤:観てると、反省点なんかいっぱい出てきますよね。

あかざわ・りょうたろう
1997年1月11日生まれ、神奈川県出身。最近の主な出演作に、MANKAI STAGE『A3!』シリーズ(七尾太一 役)、ミュージカル「チェーザレ 破壊の創造者」(アンジェロ・ダ・カノッサ 役)、演劇調異譚「xxxHOLiC」(九軒ひまわり 役)など。2023年7月4日より、「マッシュル-MASHLE-」THE STAGE(マッシュ・バーンデッド 役)、9月16日より、ミュージカル「コードギアス 反逆のルルーシュ 正道に准ずる騎士」(枢木スザク 役)への出演を控える。Twitter

逆に赤澤さんから見た、俳優・高橋健介の印象は?

赤澤:改めてこうして一緒にやってみて「場作りが上手いな」ってめちゃめちゃ思いました。自分のフィールドにするのがすごく上手いなというか。

高橋:怖いんでしょうね、アウェーが。ホームゲームにしたいんでしょうね。

赤澤:いやいやいや(笑)。そこはすごく学ぶべきものがあるなってめっちゃ思ってましたよ。映画って“みんなで作っている”という空気感が一番大事な要素だなって思うんです。よく健介さんがスタッフさんから「アキを笑わせて」って無茶振りされてたんですけど、僕だけじゃなくてスタッフさんみんな笑わせてくれるみたいなことがあったり。そういう場作りが「すごいな〜」って思ってましたね。

高橋:映画を観ていて思ったんだけど、「今のシーン、絶対ハルじゃなくてただの俺やー!」って時あるよね?

赤澤:いやいやいや!! ハルでした! ちゃんとハルでしたよ!!(笑)

高橋:自分が観ちゃうとそう思っちゃうよね(笑)。

赤澤:いやいや、全然大丈夫でしたよ!

たかはし・けんすけ
1994年12月24日生まれ、東京都出身。最近の主な出演作に、『ワールドトリガー the Stage』シリーズ(迅 悠一 役)、舞台「地獄楽」(天仙 役)、音楽朗読劇「四月は君の嘘」(有馬公生 役)など。2023年7月2日に、声優朗読劇フォアレーゼン 〜「延岡新興の母」野口遵伝〜、9月17日より、ミュージカル『刀剣乱舞』 ㊇ 乱舞野外祭(蜂須賀虎徹 役)への出演を控える。Twitter

本作では進路や夢についてなど、学生であるアキとハルの若者としての葛藤も印象的です。

高橋:僕が経験した進路の悩みで言うと、映画を観てくださる皆さんやこの記事を読んでくれた皆さんに言いたいのは、「マジでなんとかなる!」ということ。もちろん法に触れたりしたらダメですけど、多少道を間違えたとしても、みんななんとかなってるから。例えば第1志望に落ちた、でも第2志望で出会った友達と楽しく過ごして、そのまま結婚したりとか、いい上司に出会ったりとか。「第1志望が絶対じゃないぞ!」って思いますね。

赤澤:うんうん。

高橋:人生巡り合わせだと思うし、「なんとかなる」って言いたいです。

赤澤:いい言葉ですね。僕自身は本当に、今まですごく運が良かったなぁって感じなんです。進路とかに悩んだことは無かったかな。今悩んでいる人はこの映画を観て、健介さんが言うように「なんとかなる」って思ってくれたらいいですね。
それに、みんな一人じゃないというか、絶対に周りを見てみたら誰か助けてくれる人とか寄り添ってくれる人っていると思うから、その人たちを信頼して進んでいければいいなって思います。
あとは、つらい時は美味しいご飯食べたらなんとかなるよ、って。僕自身、自分の機嫌の取り方は“美味いものを食べる”なので。そう言う風に考えてくれたらいいなって思いますね。

映画のタイトルにかけて、お二人が今一緒に「ごはんを食べたい」人はいらっしゃいますか?

高橋:誰とかではないんですけども、超〜綺麗な女優さん。

赤澤:(笑)。

高橋:やっぱり、なかなかそういう経験無いじゃないですか。そういう時って多分お店選びから、「時間差で入店した方がいいのかな?」というところまで色々考えるし、基本的に女性にはご馳走する感じで生きていきたいけど、その綺麗な女優さんは僕より絶対売れているわけじゃないですか。

赤澤:確かに〜。

高橋:僕はその人より稼いでないけど、お会計はかっこよく見栄張った方がいいのか、それとも甘えた方がいいのか、とか経験として一度行ってみたいなって。
取材でこういうこと言うやつ、多分あんまりいないと思うんですけどね(笑)。

赤澤:いやー! もう俺、誰言っても勝てないわ!! マジでやだ!!

高橋:ははははは!! いや普通に仲良い人とか言えばいいじゃん! 最悪、俺のコメント全カットの可能性あるからね。太郎のまともなコメントだけ生き残るかも。

赤澤:あははは! うーん……最近、舞台のカンパニーみんなで打ち上げとかできてないので……。

高橋:大人数でね。

赤澤:そうそう。この映画の打ち上げも健介さんと二人でしかできてないから。スタッフさん全員、関わってくれた人で打ち上げでも行きたいなって思いますね。

高橋:模範解答! 100点!

赤澤:あっはっはっは!! 良かった!

information

映画『アキはハルとごはんを食べたい』

【日程】2023年6月2日(金)〜2週間限定公開
【会場】東京・シネマート新宿 他

【原作】たじまこと「アキはハルとごはんを食べたい」(竹書房「bamB!」刊) 
【監督】川野浩司
【脚本】川崎龍太
【音楽】西ヶ谷元紀
【配給】クロックワークス

【出演】
赤澤遼太郎、高橋健介
赤羽流河、櫻井佑樹、竹内星菜、田中優香
青山ひかる、永山たかし

柴田理恵

【チケット】
ムビチケ
映画前売券付きブロマイド(販売期間:2023年6月1日(木)まで)

klockworx-v.com/akiharumovie
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赤澤遼太郎さん・高橋健介さんのサイン入りチェキを2名様にプレゼント

応募方法:
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※応募締切:2023年6月15日(木)23:59まで

※当選された方にのみ、Twitterのダイレクトメッセージ(DM)にて、Sparkle公式アカウント(@Sparkle_stage)よりご連絡いたします。当選者の発表はDMをもって代えさせていただきます。
※プレゼント発送に必要な情報はDM上のみでお伺いします。応募フォームへの誘導と称してURLをクリックさせるようなことはございません。
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高橋健介 掲載
『Sparkle vol.51』発売中
HMV商品ページ(店舗別特典:撮り下ろしポストカード・全3種・1冊につき1枚配布)
Amazon商品ページ

内容:本文8ページ(インタビュー+コラム&撮り下ろしグラビア)
+巻末綴じ込み付録:高橋健介ツヤツヤ厚紙ピンナップ

credit

テキスト:田代大樹
写真:林 恵理子(映画場面写真除く)
スタイリング:西川志都
ヘアメイク:宮島香奈子

©︎たじまこと/竹書房・「アキハル」製作委員会

衣装協力=
[赤澤]カットソー:CULLNI(Sian PR 03-6662-5525)
その他スタイリスト私物
[高橋]シャツ:LUFON(Sian PR 03-6662-5525)
パンツ:KIIT(TEENY RANCH 03-6812-9341)
その他スタイリスト私物

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