【笹森裕貴】パーソナル・ドキュメンタリー『笹森裕貴のON⇔OFF』【インタビュー&グラビア】

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ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズをはじめとした大人気の舞台作品に立て続けに出演し、その確かな演技力と端正なルックスで多くの観客を魅了し続ける俳優・笹森裕貴。
彼のオン(仕事)とオフ(プライベート)に約4カ月間密着し、彼の素顔を解きほぐすオリジナル配信番組『笹森裕貴のON⇔OFF』が各動画サービスにて配信中だ。

稽古場から本番中の舞台裏まで密着し、役者としての笹森にスポットを当てる「ON」パート。
さらに本人のバースデーイベントにも潜入。所属事務所・オムニアの仲間と共に、誰よりも精力的に駆け回る笹森のプロフェッショナルな姿は必見だ。
「OFF」パートでは俳優仲間の立花裕大と園芸店へ出向き語り合う姿や、宮崎 湧と初めての岩盤浴でリラックスする様子も。
野球に打ち込んだ少年時代から、これまでを振り返り、これからを見据える貴重なパーソナルインタビューも胸を打つ。

「Sparkle web」では笹森に、改めて密着期間を振り返り印象に残っていることや、完成した番組を観て感じたことなどを伺った。
一貫して彼の言葉の端々に滲むのは、大事なファンや家族への想い。ストイックなまでに仕事に邁進する彼の原動力をそこに見た気がした。

ささもり・ひろき
1997年6月21日生まれ、東京都出身。最近の主な出演作に、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ(松井江 役)、特殊ミステリー歌劇「心霊探偵八雲」-思考のバイアス-(御子柴岳人 役)、Stray Cityシリーズ「Club キャッテリア」(ブルー 役)、「マッシュル-MASHLE-」THE STAGE(アベル・ウォーカー 役)など。2023年10月27日より、桜花浪漫堂 朗読劇『人間失格』(大庭葉蔵 役)への出演を控える。Twitter

interview

本ドキュメンタリーは今年3月上演の特殊ミステリー歌劇「心霊探偵八雲」-思考のバイアス- から、7月の「マッシュル-MASHLE-」THE STAGE 辺りのタイミングまで撮影されていたかと思います。およそ4カ月ほどの長いスパンで密着されていたと思うのですが、カメラにはすぐ慣れることができましたか?

笹森:そうですね、撮影が始まった時から「あまり意識しないでいよう」と思っていました。カメラがあるから、と取り繕うのも意味が無いと思ったので、カメラは“無いもの”と考えて自然体でいるようにしていました。

約4カ月の密着期間、序盤と終盤で変化などはありましたか?

笹森:最初はすごく“よそ行き”って感じの場面から始まるんですけど、カメラマンの方やディレクターの方とどんどん仲良くなっていけたので、後半はよそよそしさが無くなりました(笑)。素敵なクルーの方々だったので楽しかったです。

番組は各30分の全4回という構成ですが、トータルの取材時間は相当長かったのではないでしょうか?

笹森:長かったと思います。1日当たりの撮影時間も結構長かったですし、舞台の本番中には何日も舞台裏に来ていただきましたし。本番中だとクルーの皆さんの待ち時間も結構長くなっちゃうじゃないですか。なので極力、カメラの前で色々とお話しするようにはしていました。本当にちゃんと密着してくれていたので、めちゃくちゃ嬉しかったですね。

笹森さんが公演本番、舞台に立つ間際までカメラに向かってコメントしていたのが印象的です。撮影陣からしてもすごくありがたかったのではないかと思います。

笹森:いえいえ、こちらこそ本当にありがたい限りなので。でも、ちょっと前の自分だったら気持ちに余裕が無くて、多分そんなことできなかっただろうなと思います。あと、密着時の作品が「キャッテリア」(Stray Cityシリーズ「Club キャッテリア」)だったんですけど、それも良かったなって思います。本当にハッピーな作品で、いい意味で気負いせずにやれていた作品だったので。これが別の作品だったら、また違う映像が撮れていたりするんじゃないかな。今回はあくまでも「キャッテリア」の舞台裏ということで、すごくいいものが撮れていると思います。

もう完成した番組は観られたのでしょうか?

笹森:観ました!

ご自身で観て、改めて気付いたことなどはありましたか?

笹森:いっぱいありましたね。今まではこうして客観的に見る機会が無かったので。なんか……ちょっとだけ、本当にちょっとだけですけど、「ああ、ちゃんと仕事に向き合ってるな」って思いました(笑)。自分の準備段階のところを客観的に見ることなんて絶対無かったので。番組を観ながら「真面目に仕事と向き合ってるな、この子は」って。あっはっはっは!(照)

真剣に取り組んでいる様子が随所に映し出されていました。

笹森:そういう風に映っていたのなら良かったです。そこは自分でも嬉しかったですね。

他にも新たな発見はありましたか? 自分ってこんな喋り方なのか、こんな癖があるのか、など。

笹森:疲れてる時のまばたきの多さに驚きましたね(笑)。ドライアイなので目が乾くんです。

時には深夜まで密着されてましたもんね。

笹森:そうですね。夜遅い時とかはやっぱり顔に出るし、「あ、めっちゃ疲れた時、こんな顔するんだな」って思いました。そんな顔、見せること無いじゃないですか。ずっと「ちゃんとした顔で」っていう意識でやってきていたから。ありのままの自分を出せて良かったなとも思うんですけど、ちょっと恥ずかしいですね(笑)。「なんか疲れてるな」とか「今は余裕があるんだろうな」とか、顕著に分かりやすいんだなと思いましたね。
あとはその時携わっている作品によっても、ちょっと雰囲気変わったりするんだなと思いました。急に柔らかくなったと思ったら、なんかピリっとした瞬間があったりもして。そういう機微や日々の変化も追っていただけていたので、そういうところも観て楽しめるんじゃないかな。

密着期間で印象に残っていることはありますか?

笹森:稽古場や本番に僕の密着カメラが入るっていうことで、他の皆さんもいらっしゃるし大丈夫かな?と思ったんですけど、でも皆さんいい方ばかりで映らないようにしてくれたり、逆に映ってくれたりしてくれたのが嬉しかったですね。「何の密着なの?」とか、「すごいね」って言ってくださったり。
稽古の日は昼の12時から夜の9時ぐらいまでずっと撮ってくれたりしていたんです。もちろんこの番組だけじゃ全部は分からないと思うけど、こういった日々の繰り返しを1カ月ないし2カ月間続けていくことで一つの舞台が出来上がるというその過程は、僕のことが好きでない人でも観ていて面白いんじゃないかなと思いましたね。

本当に貴重な映像だと思います。「キャッテリア」の演出を務めた末原拓馬さんのコメントもありましたね。

笹森:あれは嬉しかったですね。何より嬉しかったのが、役者が成長していく中で、もちろん細かな違いはありますけど、大体みんな同じようにスキルを獲得していく。その中でも、何か生まれ持ったものというか、つい視線が行ってしまう人や、場をキュッと締めることができる能力を持った人がいて。共演した人たちの中にもそういう人はいっぱいいて、そういう人に僕はなりたくて。でも、それはきっとあらかじめ生まれ持ったものだと思っていたんです。でもコメントで、拓馬さんの目には自分がそういう風に見えていたみたいで……。そういう風に思ってもらえていたのが嬉しかったですね。ちゃんと見てくれている人はいるんだって思えましたし、少なからずそういう風に見える時があるんだなって自分で思えたので。
あと「変なヤツ」って言われてたのも嬉しかったですね。「変なヤツ」ってめっちゃ嬉しくて。良かった、そういう風に見てもらえていて。

こういう機会でも無いと聞けないコメントだったかもしれないですね。

笹森:演出家の方と仕事以外の話をする機会ってほとんど無いんですよ。それに僕ら、基本的に褒められる仕事じゃないので(笑)。でもやっぱり、僕も人間なので褒められるのは嬉しいですね。

褒められるといえば、ファンの方々からのお手紙を読まれる場面も印象的でした。

笹森:本当にそれはもうめちゃくちゃ嬉しいことですし、よくよく考えたらすごいことですよね。自分の誕生日をお祝いしに何百人もの人が来てくれたり、手紙を書いてわざわざ事務所に送って感想を伝えてくれたりって。もちろんSNSのリプライとかも読みますが、お手紙ってやっぱり一手間二手間かかるじゃないですか。その人が手書きで書いてくれたということが僕はすごく嬉しくて、それを読むのが日課になっています。好きですね、お手紙読ませていただくのは。

番組では6月に行われた「笹森裕貴バースデーイベント2023 -笹森からの挑戦状-」にも密着。バースデーイベントの裏側というものもなかなか見る機会が無いかと思います。

笹森:そうですよね。

主役なのに一番忙しく動いていらっしゃる姿も驚きでした。

笹森:今回、特に新しいことをやろうって色々と企画していたので……、まあちょっと失敗しちゃったんですけど、それもレアですよね。なかなか見ることのできないところだと思います。

Sparkle vol.54』でも複数のお仕事を並行して進めることについて伺いましたが、想像以上にたくさんのお仕事を同時進行されている期間だったのではないかと、改めて感じました。

笹森:そうですね〜、この時期はバタバタしてましたね。やっぱり難しいこともあるけど、全部やり終えた時の達成感っていうのは、キツければキツいほど何事にも代えがたいものがあります。それに、ただ頑張ってるだけじゃ意味が無いっていう歳にもなってきましたし。頑張ってるから認められる世界でもないので、頑張るのは当たり前。その中でしっかりと結果を残していくからこそ、この世界では生き残れるものだと思っています。この密着を観て、ちゃんと実を結びつつあるのかな、なんて少し思えた瞬間もありました。それは嬉しかったですね。

『Sparkle』のインタビューでもいつも真摯に向き合ってくださる笹森さんですが、本ドキュメンタリーでも的確に受け答えする姿が印象的でした。ご自身のことや、今考えていることなどを明確に言語化するのがお得意なのかと思うのですが、そういったことは昔からできていたのでしょうか?

笹森:いやぁ、どうでしょうね? 言葉を選びながら、どういう言い方で自分の意思を伝えようかっていうことは、やっぱりこういう取材の機会をたくさん頂けるようになってから上手くできるようになりましたかね(笑)。どういう言い回しが適しているかといった気遣いは最低限のモラルというか、僕らの義務だと思っているので、言葉遣いにはいつも気を付けています。でもオブラートに包みすぎても意味が無いですし、結構難しいところではあるんですけど、まあ皆さんが上手いこと書いてくださるので(笑)。確かにそういうことは常日頃から意識してますね。

この番組を拝見して、アウトプットが上手でいらっしゃるなと感じました。

笹森:いやいや、ありがとうございます。本当に、アウトプットの時間ってすごく大事だと常に思っているんです。僕はインプットするためにはアウトプットしないと入ってこない方なので。
なのでこういう取材の機会ってありがたいんです。こうやって人に話すからこそ、自分の腑に落ちる時ってすごくあるので。思っていることを言語化して話すことにより、音として聞いて理解した上で自分の脳みそに入ったものって忘れないんですよ。吸収する時には何かをアウトプットしながら、というのが僕にとっては効率がいいんだろうなって思っています。今までのジンクス的にも、言葉に出すことで得したことがたくさんあるんです。

全4回の番組の中で、笹森さん的な見所を教えてもらえますか?

笹森:もちろん全部観てほしいですが、第4回で家族の話を色々させてもらったので、そこかな(笑)。やっぱり家族は僕の一番大事なものなので。親がこの番組を観てすごく喜んでくれたんです。

『Sparkle vol.54』のインタビューでもおっしゃっていましたが、ご家族の皆さんが本当に笹森さんを応援しているのが伝わってきました。

笹森:ありがたいことに、みんな僕の一番のファンでいてくれるんです。その家族の期待にも応えないと、っていつも思っています。番組の最後の方でも言っていると思うんですが、多分親からしたら“恩返し”って、何かを買ってあげるとかじゃないんでしょうね。もちろんプレゼントしたりもするけど、それだけじゃなくて、普段必死に仕事をして頑張ってるところが親からしたらきっと“恩返し”なんだろうなって。これを子供が言うのもあれですけど、きっとそうなんだろうなって思います。

そういう意味では、この番組もとても素敵な恩返しになっているのではないでしょうか?

笹森:そうですね、なってるといいなと思います。

笹森さんにとっても、小中学時代の野球少年の頃から高校時代のモデル活動、以後の俳優活動まで、ここまでしっかり振り返る機会は無かったのでは?

笹森:無かったですし、さっきの話じゃないですけど、話すことによって記憶が鮮明に蘇ってきたこともありました。中学校の時の野球の話をしていた時に「あんなにキツいことを乗り越えてきた俺には、今のこの辛い状況なんてへっちゃらだ」って改めて思えたんですよ。そのおかげで今の自分があるわけですし、何回も野球を辞めようとしたけど、辞めなくて良かったなってすごく思いました。多分あそこで中途半端に辞めてたら、絶対今この仕事できてないと思います。

改めて今回の密着ドキュメンタリーは、ご自身にとってどんなものになりましたか?

笹森:普段は僕、“記録”より“記憶”派なんですよ(笑)。舞台とかも映像で残ったりはしますし、映像で観る良さもあるけど、演劇ならではの生で感じたものをお客様には大事にしてほしいなって、生意気ながら思っていますし。でも、今回こうやって自分の、大げさかもしれないけど“生きた証”みたいなものが記録として残せたのはすごく良かったなと思います。観た方々の感想が早く知りたいですね。どういう感想を抱くのか、結構ドキドキワクワクです。

ありがとうございます。ちなみに、笹森さんがオン・オフを見てみたい俳優の方はいらっしゃいますか?

笹森:オン・オフを見てみたい人……? 緊張して喋れないくらい僕が「すごいな」と感じている方々なんですけど、新木宏典さんや太田基裕さんはとても興味ありますね。どんなオフを過ごしてるのかな? お二人ともお芝居でガッツリ共演したことがまだ無いので、いつかご一緒してみたいなって思っています。
新木さんは一度しかご一緒できてないんですけど、ミステリアスな雰囲気のお芝居や独特なオーラみたいなものをすごく感じて。はるか遠い存在ですけど、どんな考えを持っている方なのか、すごく気になりますね。太田さんともライブ公演ぐらいでしかご一緒したことが無いので、一緒にセリフを交わしたことは一回も無いんです。僕が勝手に緊張しちゃってちゃんとお話しできてないんですけど(笑)、いつか同じ舞台に立てたらいいなって、楽しみにしています。

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『笹森裕貴のON⇔OFF』

各動画サービスにて配信中

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【ナレーション】澤田拓郎
【監督】森合裕哉
【制作協力】ヒューマックスシネマ
【製作・著作】ポニーキャニオン

【出演】笹森裕貴

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笹森裕貴さんのサイン入りチェキを3名様にプレゼント

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※応募締切:2023年11月12日(日)23:59まで

※当選された方にのみ、Twitterのダイレクトメッセージ(DM)にて、Sparkle公式アカウント(@Sparkle_stage)よりご連絡いたします。当選者の発表はDMをもって代えさせていただきます。
※プレゼント発送に必要な情報はDM上のみでお伺いします。応募フォームへの誘導と称してURLをクリックさせるようなことはございません。
※頂いた個人情報は、プレゼント発送以外の目的では使用いたしません。
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笹森裕貴 掲載
『Sparkle vol.54』発売中
MEDIABOYSHOP商品ページ(特典付)
Amazon商品ページ

内容:桜花浪漫堂 朗読劇『人間失格』本文7ページ(インタビュー+コラム&撮り下ろしグラビア)
+巻末綴じ込み付録:笹森裕貴ツヤツヤ厚紙ピンナップ

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テキスト:田代大樹
撮影:平田景子
ヘアメイク:YURI

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