2024年、トルコ・日本外交関係樹立100周年を迎えたことを記念し制作された映画『Ondan sonra』が、2024年11月15日(金)よりイオンシネマとなみ、JMAX THEATERとやまにて先行公開される(他、全国順次公開予定)。
チューリップが縁で姉妹都市提携を結んでいる富山県砺波市と、イスタンブール近郊に位置するヤロヴァ市との全面協力の元、両市内などで撮影されたヒューマン・ドラマ。富山県で生まれ育ち、人生で一度も働いたことのない専業主婦がスーパーでアルバイトを始め、バイト先の先輩から教わった異国・トルコに憧れを抱きつつ、周囲の人間関係が少しずつ変化してゆく様子を美しい映像と共に描き出す。
タイトルの「Ondan sonra」とはトルコ語で「それから」という意味。登場人物の「それから」、そして観客も自身の「それから」に思いを馳せてほしい、という想いが込められている。
「Sparkle web」ではスーパーの店員・三上 翼を演じる稲垣成弥にインタビュー。
過日、駐日トルコ共和国大使館にて行われたトルコ・日 外交関係樹立100周年事業 映画『Ondan Sonra』完成披露試写会での写真と共に、稲垣の言葉をお届けする。
interview
完成した映画は、駐日トルコ共和国大使館での完成披露試写会で初めてご覧になりましたか?
稲垣:その前にデータで頂いていたのでそれを観させていただきましたが、まだ完成したものではなかったので完成したものを観たのはこの完成披露試写会です。
完成した作品をご覧になった感想は?
稲垣:日常生活の中での出来事だからすごく共感できましたし、とても心が温まる作品だなと思いました。自分が出ているシーンというよりも、作品自体を観て色々感じていただけたら嬉しいです。
演じられた三上 翼について、どのような人物と捉えて演じましたか?
稲垣:とてもピュアで優しい人だと思いました。三上はある理由からいつも笑顔でいることを大切にしている人物ですが、確かに笑ってると、自然と気持ちが明るくなってくるので、僕自身もいつも笑える環境にいるようにしています。
本作は富山県砺波市が舞台です。稲垣さんがこれまで富山に抱いていたイメージや、実際に富山で撮影されて感じたことなどお聞かせください。
稲垣:今まで富山に行ったことが無かったので、想像も出来なかったのですが、今回初めて富山に行く機会を頂いて、富山の空気や空の広さ、匂いにとても心が洗われました。自分の地元(北海道滝川市)ととても似ている雰囲気だったので、とても気持ちが落ち着くすごく素敵な場所だなと思いました。
もう一つこの映画で大事な場所、トルコについてもお聞かせください。本作のお話があるまでは、トルコという国にどんなイメージを持っていましたか?
稲垣:「トルコアイス」=伸びるアイスがある国というイメージでした。僕が演じたのはトルコに直接関係する役柄ではなかったので、演じるにあたりトルコという国をそこまで意識してなかったのですが、完成披露試写会でトルコの街並みを拝見し、とても風情がある所だなと思いました。また、地元の方たちがものすごく良い人そうだなと感じました。
もし今後海外でロケなどするとしたら、どの国で撮影したいですか?
稲垣:アメリカ、イギリスなどの撮影したことの無い国で撮影してみたいです。
映画タイトルの「Ondan Sonra」とはトルコ語で「それから」という意味ですが、稲垣さんが本作に関わった「それから」について。この映画への出演を経て、何か心に残ったことや成長できたこと、得たものなどはありますか?
稲垣:「一生懸命毎日楽しく生きよう」と思いました。
2024年も終わりに近づいていますが、俳優活動の「それから」についてはいかがですか?
稲垣:「過去」や「未来」というより、「今」を積み重ねていくことが大切だと思うので、来年も頂いた仕事に、一つ一つ誠実に向き合っていけたらと思っています。また、長年「楽しく1年を過ごす」をモットーにしているので、来年も楽しく、ファンの方々とも同じ景色を一緒に見ていけたらいいなと思います。
information
映画『Ondan Sonra』
2024年11月15日(金)よりイオンシネマとなみ、JMAX THEATERとやまにて先行公開
他、全国順次公開予定
【監督】山本大策
【脚本】村上かのん
【出演】
山田真歩
彩雪
彩凪 翔
稲垣成弥
誉乃
矢柴俊博
谷崎幹太
尾島実和
千咲としえ
後藤龍馬
Sufa
吉江怜那
平木英吏子
池田埜々那
ondan-sonra.com
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credit
テキスト・撮影:田代大樹
©2024 日本トルコ友好映画プロジェクト