舞台「フルーツバスケット 2nd season」が、2023年10月6日(木)より東京・大手町三井ホールにて開幕を迎えた。
開幕に合わせて行われた囲み取材では本田 透 役の吉田綾乃クリスティー、草摩由希 役の北川尚弥、草摩 夾 役の橋本祥平、草摩紫呉 役の安里勇哉、草摩潑春 役の田村升吾、草摩慊人 役の彩凪 翔、草摩依鈴 役の野口衣織ら7名が登壇。第2弾となる本舞台への意気込みを語った。
公演は10月15日(日)まで大手町三井ホールにて上演。現在、10月8日(金)の初日公演が見逃し配信中。また10月15日(日)12:00公演/17:00千秋楽公演も配信される。
report
囲み取材には出演者の中から、吉田綾乃クリスティー(本田 透 役)、北川尚弥(草摩由希 役)、橋本祥平(草摩 夾 役)、安里勇哉(草摩紫呉 役)、田村升吾(草摩潑春 役)、野口衣織(草摩依鈴 役)、彩凪 翔(草摩慊人 役)の7名が登壇。
前作から1年半ぶりに本田 透を演じる吉田は自身の“成長”に関して、「前回よりも、自分からコミュニケーションを取りながら共演者の皆様と良い関係が築けている」と語り、同じく前作から出演する北川は、「前作と異なる“ランウェイ型ステージ”の仕様が一つの魅力。様々な角度から細かい部分まで演技を楽しんで貰いたい」と本作の舞台演出の魅力に言及。
「2nd season」から新たに登場する野口は、「学生の頃から作品が好きだったので、お声掛けいただいた時はとても嬉しかったです。これまで皆さんが作り上げてきた空気感に溶け込めるように意識しながら挑みました」と作品愛の溢れるコメントを残した。
同じく2nd seasonから登場する彩凪は、「幅広い世代から愛される作品に出演することに、責任感を感じている。作中の重要なキャラクターであり、オーラを纏っているキャラクターなので、自分の中でも作品を意識しながら演じている」と熱い思いを語る。
安里は本作の稽古現場の雰囲気について聞かれると「橋本祥平くんがムードメーカーになって現場を引っ張ってくれた。和気藹々とした現場で息を合わせられたので、本番も楽しみ」と和やかな現場の雰囲気を伝えてくれた。
今回から新たな取り組みとして行われている「こども無料招待」(※本公演では、小学生以上・高校生以下の子供を無料で招待している)にちなんで、「子供目線での作品のオススメポイント」について聞かれると、橋本は 「昨今のアニメや漫画は、難しい内容でも小さい子たちが理解して楽しんでいる印象。キャラクターを掘り下げて観ていただいて、何かに立ち向かっているシーンやキャラクターが抱えている内面も、大人の皆さんと一緒に純粋な心で楽しんでもらいたいです」と語った。
田村は作中の注目シーンに関して、あえて息抜きになるようなシーンをセレクト。「今回、夏休みの避暑地が舞台で、ビーチボールのシーンを舞台上で演じます。そのドキドキ感を楽しんでもらいたい、もしかしたら客席にボールが落ちてしまうかもしれないので、ぜひその際は拾ってあげてください!」とランウェイ型ステージならではの演出に期待を寄せる。
最後に、「喜怒哀楽、いろんな感情がせわしなく動いていく時間を、初日から千秋楽まで誰一人欠けることなく駆け抜けていきたい、頑張ります」と吉田が公演への意気込みを語り、初日の開幕へ期待高まる囲み取材となった。
本作は全世界コミックス累計発行部数3,000万部を記録した、世界中から愛される大人気少女漫画の舞台化第2弾。
2022年3月に東京・日本橋三井ホールにて上演された第1弾では、身寄りを亡くした女子高生の本田 透と、“十二支の物の怪憑き”である草摩家の皆との出会いによって、それぞれの想いが変化し、草摩家の運命が少しずつ変化していく姿が描かれた。
「人生で一番感動した舞台」と来場者の心を動かした、感動の物語の続きを描いた本公演では、なんと前作に引き続き、吉田、北川、橋本ら豪華キャスト14名が続投。
第2弾より5名のキャラクターも加わり、物語をより深いところへと導いていく。
新たに登場するのは、草摩家の当主・草摩慊人 役:彩凪 翔、十二支の物の怪憑き・草摩依鈴 役:野口衣織、謎に包まれた草摩家の人間・草摩紅野 役:三好大貴、透や由希が通う生徒会メンバーの真鍋 翔 役:新 正俊、倉伎真知 役:堀内まり菜。
豪華キャスト陣総勢19名によるステージは、どのような感動を与えてくれるのだろうか。
本公演の特徴は、なんといっても「ランウェイ型」の特別ステージ。本公演のためにランウェイをイメージしたステージが客席の中に作られ、キャストは前方と左右を、常に観客に囲まれながら演技を行う。
上手・下手のみならず、客席中央や後方からの登場、ステージ後方のプロジェクションマッピング、豊かなBGMなど、空間の全てを活かした演出は心地良い一体感を生み出し、作品世界への深い没入感をもたらした。
さらに、今回の物語の軸となる、それぞれのキャラクターが自分自身と向き合い、少しずつ自分を開放していく姿、そして、自分の足で一歩ずつ歩み始める姿が「ランウェイ型ステージ」だからこそより深く表現され、まるで「フルーツバスケット」の世界に入り込んだかのような、「舞台」ならではの魅力が存分に詰まった公演となった。
本作では、絶対的な存在として君臨する、草摩家当主・草摩慊人の登場が、物語を大きく動かしていく。
これから先も大切な人達と歩んでいくために、十二支を繋ぐ「呪い」を解きたいと動き出した透たち。そして、少しずつ明かされる草摩家の秘密。
新キャラクターの登場による、それぞれの関係性の変化や成長、新たな一面に注目しながら、ぜひ劇場で、配信で見届けてほしい。
information
舞台「フルーツバスケット 2nd season」
【日程】2023年10月6日(金)~10月15日(日)
【会場】東京・大手町三井ホール
【原作】高屋奈月「フルーツバスケット」(白泉社・花とゆめCOMICS)
【脚本・演出】毛利亘宏(少年社中)
【出演】
本田 透 役:吉田綾乃クリスティー
草摩由希 役:北川尚弥
草摩 夾 役:橋本祥平
草摩紫呉 役:安里勇哉
草摩潑春 役:田村升吾
草摩依鈴 役:野口衣織
草摩綾女 役:仲田博喜
草摩はとり 役:伊万里 有
草摩紅葉 役:古賀 瑠
草摩楽羅 役:関根優那
草摩杞紗 役:鎌田英怜奈
草摩燈路 役:陣 慶昭
魚谷ありさ 役:南 千紗登
花島 咲 役:中村裕香里
真鍋 翔 役:新 正俊
倉伎真知 役:堀内まり菜
草摩紅野 役:三好大貴
草摩藉真 役:稲垣成弥
草摩慊人 役:彩凪 翔
河原あずさ、早川維織、前垣さら、横松 龍
【チケット】
一般発売:発売中
チケットぴあ
【配信】
10月6日(金)18:00初日公演
10月15日(日)12:00公演/17:00千秋楽公演
公式サイト
fruba-stage.jp
Twitter
舞台「フルーツバスケット 2nd season」
Blu-ray 発売決定
【発売日】2024年3月1日(金)
【価格】¥10,000(税抜¥9,091)
【仕様】Blu-ray2枚組
DISC1. 本編
DISC2. ステージ定点全景映像、バックヤード映像<予定>
※商品の収録内容、特典および仕様は予告なく変更になる場合がございます。
【特設サイト(ぴあ)限定特典】
舞台「フルーツバスケット 2nd season」Blu-rayを特設サイト(ぴあ)からご購入いただいた方に、
「ブロマイドランダム13枚セット(全26種)」+「本編未収録!舞台稽古風景映像」のW特典をプレゼント
特設サイト(ぴあ)
introduction
全世界コミックス累計発行部数3,000万部を突破
不朽の名作「フルーツバスケット」 舞台化 第2弾!
十二支をつなぐ『呪い』
終わりなき宴を前に、何を想い、何を決意するのか――。
唯一の家族である母親を亡くした本田 透。
由緒正しい『草摩家』の敷地でテント暮らしをしていたことが縁で
家主である草摩紫呉、同級生の草摩由希、草摩 夾と一緒に住むことに。
あたたかい日常がはじまるかと思いきや、草摩家に秘められた運命に巻き込まれていく。
そう、何百年も前から紡がれる『呪い』の螺旋に――。
草摩家の皆、そして新たな仲間との出会いにより
透・由希・夾、それぞれの想いは少しずつ変化を始める。
それは光の波紋のように、十二支にも広がりはじめて――。
ついに動き出す草摩家当主・草摩慊人。
物の怪憑きに刻まれた宿命から逃れられないように、仄暗い影を落としていく。
徐々に明かされる草摩家の秘密。
自由に願う未来を信じて、透が誓う決意とは――。
そして、十二支を繋ぐ『呪い』の行く先は――。
credit
©高屋奈月・白泉社/舞台「フルーツバスケット 2nd season」製作委員会2023