[中山優馬]KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『蛙昇天』[『Sparkle Annex vol.09』抜粋インタビュー]

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KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『蛙昇天』が、11月8日(日)までKAAT神奈川芸術劇場にて上演中。
木下順二による不朽の名作「蛙昇天」を、ウォーリー木下の演出で上演。
誠実に生きたいと願った青年が、政治的対立の抗争に引きずり込まれ、自ら命を絶つに至った事件を、蛙の世界に映し出す。

発売中の『Sparkle Annex vol.09』では、本作で主人公・シュレを演じる中山優馬にインタビューを実施。
舞台を自身の活動の“本命”と語る中山が、人間の在り方を問いかける本作でどのような姿を見せるのか、その思いに迫った。
14ページにわたる撮り下ろしグラビアと共にお楽しみいただきたい。

誌面からアクセスできる特典動画では、グラビア撮影の様子を閲覧することが可能。
中山優馬の魅力を多角的に堪能できる一冊となっている。

以下、『Sparkle Annex vol.09』掲載インタビューより一部を抜粋してお届けする。

なかやま・ゆうま
1994年1月13日生まれ、大阪府出身。最近の主な出演作に、松竹創業130周年『スイートホーム ビターホーム』(努力良介 役)、ミュージカル『破果』(ユン 役)、「第三舞台2026『パレイドリア』」(乾 輝一郎 役)など。X(Twitter)

interview


台本を読んで感じた、作品の印象は?

中山 素晴らしい日本語がたくさん並んでいて、書かれたのは結構前ですけど現代的で、ずっと人間が抱えている本質というか、そういうものがたくさん散りばめられている印象を受けました。読んでいて、脳内がとても楽しかったです。

蛙の世界を舞台にして描くという発想についてはどう感じましたか?

中山 これが人間の物語となると、ある程度自分の感覚で限定的な目線で見てしまうため、俯瞰で捉えづらいんですよね。でも「蛙の話」と説明があってから最初に池に石が投げ込まれ、蛙の鳴き声にもいろんなものがある、というシーンから始まって。その瞬間から「生物として、いろんな個体があるよな」って一気に気付かされて。そこから俯瞰的な物語として見れました。

シュレというキャラクターへの印象は?

中山 人生において自分の中で譲れない事実と真実を、自分を守るために最後まで突き通した、強い心を持ってこの世界に立ち向かおう、戦おうとしたキャラクターであることは間違いないと思います。ただ、哲学的な考え方をすごく持っているので、もうちょっと上手く生きられたら良かったな、とも思うんですよね。
言葉をすごく大事にするキャラクターなんだろうし、哲学者だからこそ言葉の操り方もすごい。でも会話においてはリアクションがあんまり得意じゃないというか、もうちょっと上手く返せたら愛されるんだろうな、と思う瞬間もあります。そこが愛おしいキャラクターでもありますね。


本作は75年前に書かれた戯曲。それを今、上演することについてはどう感じていますか?

中山 人間の本質に迫る内容だと思うので、永遠のテーマになるだろうし、今後もきっと上演されていくんだと思います。戦後に書かれたものなので、戦争の影響がどこまであったのかは分からないですが、当時の閉鎖的な日本国の中から生まれたのだとしたら、「戦争」というワードが結構強めに出てくるのにはそこが関係しているのかなと。
社会や時代が変わっても、人間の本質の核の部分である、人を傷つけたり裁いたりするものはずっと変わらないんだな、解決することは無いんだろうな、と思います。そういう意味では、いつの時代でも上演される演目なんじゃないでしょうか。今の時代はSNSがかなり普及しているので、物事の切り取りや自分にとって都合のいい見方で善悪をすぐに分けて、相手を完全に悪だと定義した上で、偏った目線で攻撃したりするじゃないですか。そういうところが、この作品と時代がマッチする部分なんだと思います。

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インタビュー完全版は『Sparkle Annex vol.09』にてお楽しみください。

information

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『蛙昇天』

[神奈川]2026年10月24日(土)〜11月8日(日)@KAAT神奈川芸術劇場<ホール>

作:木下順二
演出:ウォーリー木下

出演:中山優馬、矢崎 広、音月 桂、中村里帆、市川しんペー/

久ヶ沢 徹、町田マリー、百瀬 朔、白又 敦/
神保悟志、温水洋一 他


公演サイト

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中山優馬 掲載
『Sparkle Annex vol.09』発売中
MEDIABOYSHOP商品ページ

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『蛙昇天』
表紙、インタビュー+コラム&撮り下ろしグラビア 計14p

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テキスト:田中莉奈
撮影:福井麻衣子
スタイリング:柴田拡美(Creative Guild)
ヘアメイク:野原ゆりえ

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