[佐藤流司、宮本侑芽、中嶋朋子]リーディング×ミュージカル『BEYOND DAWN 〜幾千の夜を越えて〜』[囲み取材・公開ゲネプロ オフィシャル写真が到着]

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リーディング×ミュージカル『BEYOND DAWN ~幾千の夜を越えて~』が、2026年7月31日(金)より東京・サンシャイン劇場にて開幕する。

本作は、朗読とミュージカルを融合させたオリジナル舞台作品。出演者は全員が劇団ひまわり所属の俳優陣で構成され、舞台・映像・声優など、それぞれ異なるフィールドで活躍する実力派キャストが集結した。
朗読だけに留まらず、歌やダンス、殺陣といった多彩なパフォーマンスを織り交ぜながら物語を紡ぎ、回替わりキャストによってさまざまな組み合わせで上演される。

公開ゲネプロに先駆けて行われた記者会見には、凪人 役の佐藤流司、波音 役の宮本侑芽、暁 役の中嶋朋子ら、初回公演に出演するキャスト陣に加え、本作で脚本・演出を務める田尾下 哲が登壇し、作品に込めた思いや見どころを語った。

comment

佐藤流司

回替わりで色々なキャストの方が出演されるということで、自分もその一つの大きな舞台の一翼を担えるよう、精進していきたいなと思っています。
個人的には事務所の公演に出演させてもらうのが10年ぐらい前で、今回で2回目なんですが、やはり何より最初に驚いたのはこの出演人数ですよね。そして、やはりこの劇団ひまわりって、フレッシュな人が多いなと思いました。自分のようにドス黒い人間はいないんだな、と(笑)。ちゃんと皆さん「劇団ひまわりだぞ!」という明るさを稽古場からひしひしと感じて、惨めな思いをしました。なので、「久しぶりの事務所公演はどうですか?」という質問に対しては、「惨めな思いをした」という答えになりますね(笑)。
今作の見どころはやはり人数感。芝居やアクション、ダンスももちろんそうですが、特にすごいなと思ったのはやっぱり歌で。若い子たちから大人までみんなが歌う、その人数感が持つパワーというのはすごくあるなって思いますね。この人数だからこそ直に、物理的に心臓に来る迫力といいますか、耳、鼓膜に来る力強さみたいなものがすごくあるなって感じたので、そのパワーに負けないように我々もやっていきたいと今、思っています。

宮本侑芽

正直、劇場に入って緊張もしているんですけれども、出演者が総勢約90名いるということで、みんなの力を借りながら頑張っていきたいと思います。
私は事務所でこうやって集まって、皆さんでお芝居するのは本当に初めてで。こんなに刺激を受ける機会を頂けて嬉しいなって思うのと同時に、小さい子だと多分8歳、9歳ぐらいからいるので、その子たちに私もフレッシュさを頂いています。最初に私が佐藤さんとお稽古場でお会いした時は、佐藤さんがいらっしゃるだけで周りがこうワッと沸いて。笑いを取っている姿に、こうやってお稽古場とか場を和ませるんだなって、先輩方を見て勉強させていただいています。本当に刺激的な毎日で嬉しいです。
私はいつも声のお仕事をメインに活動させていただいているんですが、声のお仕事って映像が中心で、お客さんとは目を合わせられない状況で表現をさせていただいているので、今回、多分いろんなお客さんがいらっしゃるんだろうなと思っていて。アニメが好きなお客さんも、舞台が好きなお客さんも、映像が好きなお客さんも、お母さんお父さん、保護者の皆さんも多分いっぱいいらっしゃると思うので、劇場でどういう雰囲気が作り上げられていくかすごく楽しみです。

中嶋朋子

まずは今回の地震で被災された方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。一時でも早く安心して過ごせるようになれるといいなと、本当に心からお祈りしています。舞台というもの、私たちエンターテインメントというものは、やはり皆様が心豊かに過ごしていただけるような時間を提供するというものでもありますので、本当に安心してこういった作品をご覧いただけるような日々に早くなってほしいなと願っています。
私は2歳、3歳から劇団ひまわりに在籍させていただいて、もう50年以上経っていますけれども、みんなも小さい時から色々なスキルを身につけてやっております。今回も様々なジャンルの技術、そういったものを習得して、皆さんにご披露できるような形にみんなで一つになってやっておりますので、私もすごく楽しんでおります。たくさんの方に観ていただけたらと思っております。
みんなたくさんお稽古していて、ダンス、歌唱、殺陣に長けている子、みんなさまざまなスキルを持っていて、見ているだけで眩しくて。そして活躍しているフィールドも違うので、その表現方法の違いなどもいっぺんに味わえるって、すごく贅沢なことだなと思っています。本当に「勉強になるわ」と思いながら、私が一番楽しんでいるかも、と思いながらお稽古していました。
本作にはいろんな表現が出てきますので、例えば「こういう世界を目指したい」というお子さんだったり、大人の方にも観ていただければ、「もしかしたら自分もこういうことが出来るかも」と思っていただけるきっかけになるのでは。もちろんこういった世界じゃなくても、自己表現というものは全てにおいて必要なことなので、自分なりに「本当に好きだったことをやってみよう」って思っていただけるんじゃないかなって思っていて。演劇として、リーディングとして、ミュージカルとして出来上がっているということを超えて、皆さんの心に届くといいなと思っています。そう自負しております。

田尾下 哲

スターティングメンバーでこうやってこの場に来させていただいておりますが、全10回毎回違うメンバーで、本当にその時々で違うドラマが生まれると思います。同じ台本でもこれだけ違うものかということで、皆様に何度でもご覧いただければと思います。
本作品は全くの新作で、神話の時代から現代までを紡いでいって、かつ一組のカップルが別れて、また次に生まれ変わってというような、五つの章からなる輪廻転生のような描き方をしています。そこに対して皆さんが歌、踊り、殺陣、お芝居、と四つ巴の表現をしていく。この「4」というのが今回、大切な数字になっていて、俳優さん、声優さん、子供たち、そして養成所の皆さん。そして我々も振付家、殺陣師、作曲家、作詞家、本当にこの四つの力がどんどん合わさって、皆さんと一緒に作ってきております。古代から現代までを紡ぐ物語なんですが、どんどん繋がっていくような仕掛けを行っております。それを朋子さんが演じる暁という役が導いてくださいます。
普通の朗読劇だと大体10日から1週間、ミュージカルでも5週間ぐらいの稽古で本番を迎えるのですが、今回はもう2カ月ぐらい稽古しているんですよ。ひまわりさんが本拠地に劇場を持っているということで、そこでも稽古させていただけて。10組いるというのもありますが、本当にみんなが色々話し合い、意見を出し合い、それぞれの個性が出た、10回とも全部違うような公演になっております。同じ物語がどのように描き分けられるかということをぜひ楽しんでいただければと思い、そのような物語にしております。ぜひご覧ください。

report

物語は全5章で構成される。神話の時代から現代まで、幾千もの夜を越え、出会いと別れを繰り返しながら巡り合う二つの魂――ナギとナミ。その壮大な愛の軌跡を描く物語である。

幕開けを飾るのは、日本神話に伝わるイザナギとイザナミの物語。静寂に包まれた抽象的な空間に一つ、また一つと光が灯り、俳優たちの身体表現によって天地創造の神秘が描き出されていく。
言葉だけでは表現しきれない世界の誕生を、肉体と音楽が一体となって立ち上げる幻想的な幕開けは、本作の世界観へ観客を一気に引き込んでいく。

その後、二人の魂は時代も国境も越えながら、幾度となく巡り合う。天の川に隔てられながらも互いを想い続ける彦星と織姫。敵対する家に生まれ、悲劇の運命を辿るロミオとジュリエット。そして、日本の芸能史に名を刻んだ出雲阿国と名古屋山三郎。
それぞれ異なる人生を歩みながらも、二人は出会い、愛し合い、そして別れを経験していく。

作品を支えるのは、繊細さと力強さを兼ね備えた朗読表現だ。登場人物の心情を丁寧にすくい上げる語りに加え、時には二人を優しく包み込み、時には運命の激流そのものとなるダンスパフォーマンスが物語へ更なる奥行きを与えていく。
祈りのように響く歌声や重厚なコーラスも印象的で、朗読・音楽・身体表現が有機的に融合した唯一無二の舞台空間を生み出していた。

更に本作は、朗読劇という枠組みに収まらないエンターテインメント性も大きな魅力だ。ロミオとジュリエットの章では、レイピアを用いた緊迫感あふれる西洋殺陣が展開され、宿命に翻弄される若き恋人たちの悲劇を鮮やかに描写。
一方、出雲阿国と名古屋山三郎の章では、豪快な立ち回りや粋な口上が飛び交い、江戸の熱気と華やかさが舞台いっぱいに広がる。時代ごとに表現方法を大胆に変化させる構成も、本作ならではの見どころと言えるだろう。

そして舞台は現代へ。幾千もの時代を越えて再び巡り合ったナギとナミは、今度こそ同じ未来を歩むことが出来るのか――。

輪廻を繰り返しながら紡がれる壮大な愛の物語。その結末は、ぜひ劇場で見届けてほしい。

information

リーディング×ミュージカル『BEYOND DAWN 〜幾千の夜を越えて〜』

[東京]2026年7月31日(金)~8月5日(水)@サンシャイン劇場

企画:砂岡 誠
脚本・演出:田尾下 哲

出演:【回替わりキャスト】※配役ごとに50音順
上野聖太・木村良平・佐藤流司・新 正俊・松田 岳/
宮本侑芽・諸星すみれ・若山詩音/
栗田芳宏・國立 幸・中嶋朋子・萩野志保子・日向 薫/
小多桜子・谷岡杏春/
飯田寅義・池之上頼嗣・大森夏向・田中尚輝・吉永拓斗/
河野万史・田渕法明・土倉有貴・西村成忠・藤井惇成/
小野里満子・近藤美鈴・長谷川利穂子・原 章子・望月寛子/
石山愛琉・北村沙羅・日比野愛柚・與那嶺 葵/
嵐 千尋・太田梨香子・永野裕里恵・横山乃々香/
池田怜央・佐藤希洋・藤沼聡汰・丸山大翔・茂垣晋治
上村祐翔・内山昂輝(声の出演)※事前収録

【全ステージ出演キャスト】※50音順

青山詩葉・浅川 暦・阿達飛鳥・生駒華菱・石井優美・石山皓千哉・漆畑有里菜・大辻晶子・小沼杏衣莉・梶浦紅実子・金木春奈・神山姫夏・熊坂愛美・熊田未来・倉地 修・桑名萌々花・坂内恵梨・佐々木優子・重野真宏・東海林結乃・真羽沙依・関 祐衣・多賀仁美・髙田雅紀・竹村麻帆・田中舞咲・田中海帆・永関藍衣・中村かのん・中村友美・中村深月・南雲寧々・林 海花・本郷颯太郎・松村恵美子・間野永理果・水戸部佳奈・緑川絵理奈・宗安美空・村上幸花・森本奈奈・柳澤礼伝・山口理紗・山﨑実花

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佐藤流司 掲載
『Sparkle Annex vol.07』発売中
MEDIABOYSHOP商品ページ

READING WORLD × VISIONARY READING 朗読劇『紫苑のもみじ』
インタビュー+コラム&撮り下ろしグラビア 全12P

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テキスト:田代大樹

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